「僕は本気であなたを好きになってしまったんです。」
と、淡々と話す彼。
私の頭の中は真っ白。
頑張って口に出せた言葉が
「私、既婚者だって知ってるよね?」
「知ってます。」
「昔、クソビッチだったのも話したよね?」
「わかってます。でも、そこが良かったんです。」
「私、家ではグータラしてるよ?」
「別にいいです。家事は僕好きなので。」
「夜おならするよ?」
「よいです、たくさんしてください。」
「朝お腹壊しててトイレ機会が多いから出かける時の弊害になるよ?」
「よいです、生理現象なので仕方ないです。」
と、私の悪いところを言いまくりました。
ですが
「チヨさん、僕はもう何言われてもあなたを諦められません。
僕はずっと5年間、彼女いなくて、人を好きにもなりませんでした。
過去に付き合った人はいますが、どれも本気で好きになった女性ではありませんでした。
そんな僕が、やっと出会えた本気で好きになれた女性がチヨさんなんです。
もちろん、好きになった人が既婚者でショックを受けました。
既婚者を好きになる自分がとても嫌になりました。
でも、この気持ちを消すことは出来ませんでした。
僕は独身なので、今後合コンや街コンに行くこともあるでしょう。
でもきっとチヨさんみたいな人を探してしまうと思います。
そしてあなたのような変わった女性はなかなかいない。
僕はずっと独身であなたを想いながらこれから生きていくでしょう。
それくらい、僕はあなたが好きなんです。
こんなことを言うのもなんですけど
誰よりも僕はあなたが好きです。
狂ってるんです。」
彼は冷静に淡々と話をしました。
私はずっと頭が真っ白。
そして、ここは激安居酒屋チェーン店「金の蔵」。
合コンの二次会、職場飲みの二次会と思われるような
騒がしい店内の中で
1人真剣に思いを語る彼が
とても印象に残りました。