読書日記2025-160

蛍たちの祈り

町田そのこ(著)

[東京創元社2025年7月発行]

あらすじ

蛍が舞う夏祭りの夜──山間にある小さな町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、生きるために互いの秘密を守り合うことを決めた。　それから十五年後、大人になった幸恵と隆之の予期せぬ再会が、家族や友人、町の人々の人生に大きな影響を与えていく。　明かせぬ秘密を抱え、思い描いた道のりではなかった。　それでも、この小さな光が照らす世界を大切に生きたい。　一人一人のささやかな祈りを描いた、心震える傑作小説。

感想

読み終わった時、私は涙ではなく思わずため息をついた…

ずっと夜のままかもしれない。そう思ったあの日、あなたがわたしの光になった。

読んでいてしんどくなるし、闇に叫びたくなるような感情をもたせられる…

自分の居場所を探し続ける人々をあたたかく照らす、本屋大賞受賞作家による心ふるえる傑作小説。

こんなに毒親パターンがあるのか？と思えるクズ親。

生まれながらに重い荷物を背負わされてきた正道、彼の成長記でもありました。

人を救えるのはやはり人!?

血縁じゃなくて自分を想ってくれる人、疑似家族でも温かく過ごせれば血縁以上なのでは?!

蛍···見たいなぁ〜〜✨

ありがとうございましたm(_ _)m

【蛍たちの祈り】町田そのこ