読書日記2025-36

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古本食堂 新装開店

原田ひ香(著)

[角川春樹事務所2024年6月発行]


古本食堂 新装開店 [ 原田 ひ香 ]

 

あらすじ

さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。 『古本食堂』が満を持して新装開店。 美味しいごはんとあなたの物語がここに!
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。 親戚の美希喜(20代)が右腕だ。 作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。 神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。


感想

『古本食堂』の続編。

"新装開店"とは?と期待したら、あぁ〜そういう変化なんですな(^^)/


珊瑚さんと美希喜ちゃんコンビは鉄板ね!

本と美味しいものに囲まれ心豊かに過ごせる空間は、読んでいても心地よいです〜♪


今回は隠れテーマ"恋"か笑

二人の恋の話だけじゃなく、滋郎さんの恋の話も登場ですね(*^^*)


「ある程度は仕方ない。人も店も同じ。成長したり、姿を変える時が絶対に来るの。そういう時に何かを失うのはよくあること」

妙に心に残った言葉…。

私も今、そういう立場にいるのでね(⁠˘⁠・⁠_⁠・⁠˘⁠)


美希喜ちゃんも珊瑚さんも、自分の人生と向き合う中で何かを選択し、そして代わりに何かを失っていくのよね…


巻末の「特別付録」

優しい番外編を最後に読んでホッコリでした(#^^#)


ありがとうございましたm(_ _)m