読書日記2025-23
シルバー保育園サンバ
中澤日菜子(著)
[小学館2024年10月発行]
![シルバー保育園サンバ! [ 中澤 日菜子 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7405/9784093867405_1_13.jpg)
あらすじ
銀治は、定年退職後に妻から離婚を言い渡され、暇を持て余し、シルバー人材センターからの様々な仕事を担っている。 ある時、保育園の草むしりの仕事が入り、担当することに。 渋々保育園に向かうが、次々に巻き起こるハプニングに対応し、その活躍が認められた銀治は、熱烈なリクエストによりそのまま嘱託職員となるはめに。 日々、子どもや周囲の人たちと接するなかで、孤独だった銀治の心には少しずつ変化が。 そんなある日、定年退職後に離婚し離れて暮らす娘について、衝撃の事実を知る――。 人生に大切なたくさんのことを笑いと共に教えてくれる、人生応援小説。
感想
久しぶりの中澤作品。
めちゃくちゃハマっちゃいました!
タイトルと表紙から想像したのはドタバタ劇と思ったけど、遠からずだけど後半はかなりウルウルさせられた
勧めて読んだ夫は「吉本新喜劇かと思ったら松竹新喜劇やった」と。分かる人には分かるよね(^_-)-☆
障害児との関わりや、今どきの保育園事情にも保護者の関わりにも目が離せず…
また疎遠になっていた一人娘の病…
銀治が変わってゆく姿が、想像できつつも読みながら声援を送っていたわ!
私も子供を6年間保育園でお世話になり、その頃の事を思い出すと…
ただただ走っていたな…としかないかも(^_^;)
シルバー人材センター、もしかしたら私も近々お世話になるかもしれないな〜
なるほど!確かに!と思った言葉
《「共生」とか「多様性」ということば、最近はあちこちで聞かれるようになりました。安易に使われたり、少々聞き飽きた感もあるかもしれません。でもそれらの言葉が本来持つ意味はとても豊かで深く、根っこは大切な観念や想いが詰まっているんです》
ありがとうございましたm(_ _)m