読書日記2024-177

薬なければ病なし

薬剤師・毒島花織の名探偵

塔山郁(著)

[宝島社文庫2024年7月発行]


薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 塔山 郁 ]

 

  あらすじ

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事を名探偵のように解決する。 
認知症を患った祖母の株券を引き出すには?
同居を始めた祖母は「前の病院でもらっていた薬に戻してほしい」と騒ぐ。病院が薬を変えた理由と、祖母が嫌がる理由とは。
デリバリーのアルバイトをする男は少女と女性と3人でエレベーターに閉じ込められると、闇バイトの話を始め……。
それぞれの家族をとりまく、お薬ミステリー全6話。


  感想

シリーズ6弾目?!

先に予約した5弾目がまだなのに、最新刊が先に手元に来ちゃいましたてへぺろ

まぁ〜ね、お得意だからいいんだけど〜ワイルドだろ( ̄ー ̄)ニヤリ


あれ?今回は主役の爽太さんはお留守なのね。最後には登場かと期待したけど…


どんどん熟れていくお話で、それぞれの患者さんの生活からお薬の深い話しも増せば、その環境へ戒めも多くなりますね。


今回は私には刺さる話が…

まずは認知症! 認知症予備軍の義母と同居しているので、家族との関係やお金の問題は他人事ではない…。


そして、骨粗鬆症の注射プラリアは義母が打ってます。そしてデノタスチュアブル錠も服用中。

多分説明はあったのだろうが、現在認知症予備軍の義母は全く分かってないし、途中から付添いしている夫もここまで詳しくは知らなかったよう。なので夫にも今読ませてます


私も骨を強くする注射と認識で、血中のカルシウム濃度が低くなるからそれを補う薬で必ずや服用しないといけない??

だいたいの解釈はあっているけど、詳細は少しズレていました。


1年くらい前かな、義母の薬が半年分全く手つかずだったのを発見!危なかったってことだったんだ…


《家庭に眠る残薬は年間で数百億円にもなると言われている》

まさに義母の状態!その後は残薬調整でしばらくは処方なしです。


年寄りさんと話していると、こういう"溜まっている"状態の人って多いのよね。

しかもそれを何とも思ってないから始末が悪い。

余っていたらその分は貰わない!は大事ですね。


ありがとうございましたm(_ _)m