読書日記2024-170
黒い糸
染井為人(著)
[角川書店2023年8月発行]
![黒い糸 [ 染井 為人 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/0451/9784041140451_2_4.jpg)
あらすじ
横溝賞出身、『悪い夏』の著者による初のホラーサスペンス
千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。 亜紀の息子・小太郎が通う旭ヶ丘小学校の6年2組でも、クラスメイトの女児が失踪するという事件が起きていた。 事件後に休職してしまった担任に替わり、小太郎のクラスの担任を引き継いだ長谷川祐介は、クラス委員長の倉持莉世から、クラスの転入生の母親が犯人だという推理を聞かされて戸惑うが、今度はその莉世が何者かに襲われ意識不明の重体となってしまう。 特定のクラスの周辺で立て続けにおきる事件の犯人は同一なのか、またその目的とは。
感想
予約して約10ヶ月、待ちました!やっと手元にヽ(´エ`)ノ
さて、どう感想を書いたものか…
めちゃ面白くて、誰が犯人?どこへ落ち着く?が早くしりたいような知りたくないような(^O^;)
全348頁の320頁ほどから一気に真相が…
えっ(((;ꏿ_ꏿ;))) そういう事?!
そんなに狂気に満ちたオチでいいの。
嫌がらせをしてた相手は予想通りでも、真相と動機は意外すぎて、というかホラーじゃ〜〜〜╮(╯_╰)╭ 神も仏もない
誰も彼もが不完全さは感じて、小6の小太郎が一番普通?まとも?に思えるほど…
小6の莉世さんの観察力も凄すぎたけど…
人の気質や能力の遺伝が、努力や学習より上回る事を説く祐介の兄、犯罪についても境界線を持たなく罪悪感の無い気質の遺伝性も示唆したり…
遺伝子の話はウザいけど、そこがこの話の軸でもあったのかな?赤い糸に引っ掛けた黒い糸?
黒い糸は切れない?そのうちまた登場するとか??(´⊙ω⊙`)コワッ
10ヶ月待った甲斐があった!と思える作品でした!
ありがとうございましたm(_ _)m