読書日記2024-146

私が愛した余命探偵

長月天音(著)

[小学館文庫2024年2月発行]


私が愛した余命探偵 [ 長月 天音 ]

 

あらすじ

「今日はどんなお客さんの話?」 西荻窪にあるコイズミ洋菓子店で働く二葉には、腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫、一星がいる。 一星は大のケーキ好きだが、禁食のため空腹と暇を持て余しており、いつしか、二葉が店から持ち帰るささやかな謎を解き明かすことが二人の楽しみとなった。 幼い女の子が香りを頼りに一人探し続ける「楽しいお菓子」とは? 実家を出た娘の誕生日ケーキを毎年購入し、記録し続けた亡き両親の真意とは? そして、謎に隠された様々な想いに触れた二人が選ぶ未来とは――。



感想

《実際に夫の闘病生活を支えた経験がある著者だからこそ書けたであろう、リアルな病室での描写や、切実な心情が胸に迫ります。》

とは担当編集者さんの言葉。


ある方のレビューには『遺された者が前向きになれる優しい物語』とあり、なるほど!そこなんだ( ゚д゚)ハッ!


行動も食事も制限された難病の夫と寄り添う妻。

それだけだと涙タラー一択の物語なんだけど、著者はそこに謎解きというスパイスを練り込んだ。


そしてその話にも愛と絆を混ぜて、それをまたこの若夫婦の層になるようにと…

素晴らしい焼き上がりでした(^^)v


優しくないけど優しいお話し…

結末も想像ありきだったけど、出来れば続編で違う幸せを掴んで欲しいなぁ〜、故人を慕う二人で!(*^^*)


 丸レッド 丸ブルー ダイヤオレンジ ダイヤグリーン 丸レッド 丸ブルー


情報番組で見てテンション爆(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠♡


関西に縁の作家さんたちで


出演は黒川博行、朝井まかて、東山彰良、澤田瞳子、一穂ミチ、上田秀人、門井慶喜、木下昌輝、黒川雅子、小林龍之、蝉谷めぐ実、髙樹のぶ子、玉岡かおる、百々典孝、湊かなえ、矢野隆。

仕事なので行けないけど気になります!


ありがとうございましたm(_ _)m