読書日記2024-119

赤い月の香り

千早茜(著)

[集英社2023年4月発行]

 

赤い月の香り [ 千早 茜 ]

 

あらすじ

「君からはいつも強い怒りの匂いがした」
カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。 朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。 朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。 その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。


感想

『透明な夜の香り』の続編。

前作でその世界観は把握していたので、今度はどんな空気を感じさせてくれるのかと期待したが…


う〜ん(¯―¯)

前作以上に文学的な表現に馴染みにくかったのと、怒りのコントロールができない青年の輪郭がいまいち掴みにくくて、後半までずっともやもや…。

その曖昧さが払拭されるまでが長かった…。


朔と一香、新城に源さんのキャラには安定していて、読んでいるだけで優しい香りが漂ってくるのは、もう馴染んでいるってことかな?照れ


また違う香りを期待します!って続編はあるかなぁ〜?


ありがとうございましたm(_ _)m