読書日記2024-27

 毒をもって毒を制す

薬剤師・毒島香織の名推理

塔山郁(著)

[宝島社文庫2021年1月発行]


毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 塔山 郁 ]

 

  あらすじ

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事をまるで名探偵かのように鮮やかに解決する。 アルコール依存症の男性が急に「酒がまずくなった」と言い出したのはなぜ?  赤ん坊のための様々な薬を、あまりにも頻繁に薬局に取りに来る若い母親。 彼女の真の目的は? 毒島さんに憧れるホテルマン・爽太が、仕事中高熱を出した同僚と濃厚接触したとして、ホテルに隔離されたのである。 そして、それを機にホテル従業員が相次いで高熱を出し……。

新型コロナウイルスの影が忍び寄っていた。 


  感想

シリーズ3作目。

アルコール依存、発達障害の母親

かなり興味を引かれる話が多くて、薬の知識って奥が深いと同時に、自分はなんて無知なんだろうと改めて思いますねショボーン


ロキソニンって、ただ鎮痛剤としか思ってなかったけど、インフルの疑いがある時は使用禁止!?インフル脳症になる危険があるんだってびっくり


そして新型コロナウイルス

2021年発刊のこの本では、まさにその真っ只中でしたね…。


本文中では2020年3月で、初旬ではまだ居酒屋での飲み会が制限されてない?

が、ホテル業や調剤薬局も当時はそれぞれに大変な立場として対応されていた片鱗はありますね…ガーン


やっとコロナ禍という言葉から脱出した(したのか?)今現在に読むと、思い出したくもない暗黒の期間でした魂


読みながらふと思ったけど、人類に警告を与える期間だったのかな?と…誰が?

どんどん歯止めのきかない人間の行動を規正させるための…お仕置き?


『毒をもって毒を制す』

悪いものを取り除くのに、悪い方法を用いることのたとえ


まさにそんな感じと思うのは私だけ?グラサン


ありがとうございましたm(_ _)m