読書日記2023-252

アンリアル

長浦京(著)

[講談社2023年6月発行]

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アンリアル [ 長浦 京 ]

 

あらすじ

両親の死の真相を探るため、引きこもり生活を脱し警察官を志した19歳の沖野修也。 警察学校在学中、ある能力を使って二件の未解決事件を解決に導いたが…。 沖野の持つ「特質」があった。 ある日、単独行動の挙句、公安の捜査を邪魔したことで、沖野は副所長室に呼び出され聞きなれない部署への異動を命じられる。 「内閣府国際平和協力本部事務局分室 国際交流課二係」。 そこは人知れず、諜報、防諜を行う、スパイ組織だった--。 日本を守る暗闘に巻き込まれた沖野は、闇に光る赤い目の数々と対峙していくことになるのだが……。


感想

なかなか壮大な話で、スピード感ある展開のエンタメ小説でありながら、正義とは何かを問う話でした。


スパイ小説なんだけど、近未来の社会派サスペンス?

いや青春サスペンスか?


ラストの展開は圧巻だったけど、もうひとつ真相は分からずじまい…。

これはもしかして続きがあるのかな?


『アンリアル』ってタイトル、読む前は誰かの名前か?なんて思ってたけど、ANREALってリアルではない

つまり『空想的なまたは架空の』ってことなのね。


でもフィクションだけど、もしかしてそうではないのかも…?

主人公の特質もあり得ないが、そうなった過程には"もしかして?"と思わせられるリアル感もありで…

私達一般人には理解できない世界ってあるのかもしれないと思えた私は単純かな?てへぺろ


ありがとうございましたm(_ _)m