読書日記2023-241
アキレウスの背中
長浦京(著)
[文藝春秋2022年2月発行]
✩✩✩✩+
![アキレウスの背中 [ 長浦 京 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4961/9784163914961_1_8.jpg)
あらすじ
公営ギャンブル対象のマラソンレースで、世界記録を狙うトップランナーに脅迫状が!
国際テロリスト集団が、襲撃を仕掛けてきた。 標的は日本人最速ランナーと、ランニングギアの開発をめぐる機密情報。 警察庁は極秘に、特別編成の組織横断チームMITを立ち上げた。 MITを率いる女性刑事は、ランナーを守れるか。
直木賞候補作『アンダードッグス』の著者による圧巻のノンストップ・サスペンス。
感想
長浦作品は3冊目かな?
今までのよりワイルドさが抑えられていて、正統派ぽいサスペンスでした。
その分読みやすくて、サクサク一気読み
国際マラソン大会を公営ギャンブルの対象にして、その第1回の東京大会を妨害しようとする勢力と警察の特命組織との攻防。
主題はテロ集団と警察の闘いなんだろうけど、そこに企業戦略やアスリートのストイックさも読み応えがあった。
それと、政治の汚い裏も見え隠れ…
どれも興味深く楽しめました!
ただ、下水流(おりづる)や間明(まぎら)なんてややこしい名前にしたの?
と問いたい(笑)www
間明さんの読み方が最後まで覚えられず…
最初のページを何回も何回も見直すというポンコツぶりでした
ありがとうございましたm(_ _)m