読書日記2023-241

アキレウスの背中

長浦京(著)

[文藝春秋2022年2月発行]

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アキレウスの背中 [ 長浦 京 ]


あらすじ 

公営ギャンブル対象のマラソンレースで、世界記録を狙うトップランナーに脅迫状が!
国際テロリスト集団が、襲撃を仕掛けてきた。 標的は日本人最速ランナーと、ランニングギアの開発をめぐる機密情報。 警察庁は極秘に、特別編成の組織横断チームMITを立ち上げた。 MITを率いる女性刑事は、ランナーを守れるか。
直木賞候補作『アンダードッグス』の著者による圧巻のノンストップ・サスペンス。



感想

長浦作品は3冊目かな?

今までのよりワイルドさが抑えられていて、正統派ぽいサスペンスでした。

その分読みやすくて、サクサク一気読みチョキ


国際マラソン大会を公営ギャンブルの対象にして、その第1回の東京大会を妨害しようとする勢力と警察の特命組織との攻防。


主題はテロ集団と警察の闘いなんだろうけど、そこに企業戦略やアスリートのストイックさも読み応えがあった。

それと、政治の汚い裏も見え隠れ…


どれも興味深く楽しめました!

ただ、下水流(おりづる)や間明(まぎら)なんてややこしい名前にしたの?

と問いたい(笑)www


間明さんの読み方が最後まで覚えられず…

最初のページを何回も何回も見直すというポンコツぶりでしたてへぺろ


ありがとうございましたm(_ _)m