2023-197
家裁調査官・庵原かのん
乃南アサ(著)
[新潮社2022年8月発行]
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あらすじ
若き女性調査官がひたむきに奔走する新シリーズ第1作!
少年犯罪、貧困、毒親、虐待、障害……様々な理由で問題を起こし、家裁を訪れる少年少女や保護者たち。 少年係調査官である庵原かのんの仕事は「臨床の専門家」として、彼らの“声なき声”に耳を傾けること。
家庭や学校、社会が抱える問題にぶつかりながら、かのんはどんな人間に対しても諦めず、生きる力を信じて正面から向き合う――。
感想
今までの私の人生で関わったことのない職種、家裁調査官。
現実にも知っている方も少ないのでは?
少年少女の犯した犯罪を審理するためにさまざまなことを調査し、「臨床の専門家」として罪を犯した少年少女たちと向き合い、話を聴き再犯しないように更生の道を探がす…
なんと尊いお仕事です!
この本では、それぞれの章に登場する児童たちが売春の斡旋や外国籍の児童の危険運転、ADHDの児童の性的暴行など起こしている事件で、未成年とはいえ重罪!?
これからどう導かれていくのか、どういう方向へ向かうのか、
どの話もはっきりとした結がなく、どうなのよ!となる余韻が…(´ε`;)ウーン…
続編の方を知らずに予約してて、1冊目があると知り図書館の棚で見つけて借り、2日後返却を貸出延長しようとしたら…
いきなり"9人"の予約が(・・;
なぜ急に人気に???
なので慌てて読みましたとさ
ありがとうございましたm(_ _)m