読書日記2023-159

月の立つ林で

青山美智子(著)

[ポプラ社2022年11月発行]

✩✩✩✩+


月の立つ林で (一般書 405) [ 青山 美智子 ]


あらすじ

似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。
最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、心震える傑作小説。


感想

人気本でやっとやっと回ってきました!


ただ、これの前に読んだ本が余りに心を揺さぶってくれたので、逆に心を穏やかにしてくれた感じで、癒し系というか、大人だなぁ〜と笑ちょっと感動が薄れたかも?


5編の登場人物がそれぞれに関わって出てきたり、さすが手法が上手いですよね!

月の話で神秘的に、ちょっとしたヒントで人生の方向性が煌めく、なので読後感が爽やか〜ふんわり風船ハート


見えない新月だけど奥が深い…

人生も表ばかりじゃなく、見えない部分も輝いているんだから…


最後の仕掛けられた…は、何となくそんな感じがしてましたてへぺろ


ありがとうございましたm(_ _)m