読書日記2023-121
まもれ最前線!
陸海空自衛隊アンソロジー
神家正成 • 山本賀代 • 福田和代
[光文社2023年3月発行]
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あらすじ
陸海空、それぞれの自衛隊を舞台に、知られざる現場での隊員の活躍を描く三作品で編む日本初の自衛隊お仕事小説アンソロジー!
【陸上自衛隊】元自衛官の神家正成「迷彩の天使」。 【海上自衛隊】旧日本海軍の祖父をもつ山本賀代「氷海」。 【航空自衛隊】自衛隊の深い取材を続けてきた福田和代「空のプライド」を収録。
感想
題名を見た時、自衛隊好きの私としては見逃せないと思った1冊でした
3人の作家さんによるコロナ禍における陸海空それぞれの物語。
「陸」ではダイヤモンドプリンセス号でPCR検査に携わる女性看護官の話。
「海」では南極に向かう砕氷船の話。
「空」ではスクランブル発進に備えるパイロットの話になるが、テーマはバードストライクからのミステリ。
福田さん以外は初めましての作家さんだけど、神家さんは元自衛官で、山本さんは海自の本を書かれているらしいですね。
コロナ禍のクルーズ船、南極観測船、福岡県築城基地航空自衛隊のスクランブルという世界が描かれており、どれも興味深い。
人知れず日本を守ってくれている人たちにスポットを当てていて、登場する隊員たちの取り組みにエールを送りたくなりました
ありがとうございましたm(_ _)m