読書日記2023-119
妖の絆
誉田哲也(著)
[文藝春秋2022年12月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
親を失い、貧しさに喘ぐ少年。
江戸の闇に生きる美しき謎の女。
偶然の出会いが、永遠の絆となる--
人の血を啜り、闇から闇へと生きる絶世の美女・紅鈴が、江戸の世で出会ったひとりの少年、欣治。 吉原に母を奪われ、信じていた大人たちにも裏切られた。 そんな絶望の中でなお、懸命に生きる欣治との出会いが、孤独な闇を生きてきた紅鈴に思いがけない感情を芽生えさせる。
欣治を“鬼”にする――。 その、後戻りできない決断の先に待ち受ける運命とは⁉
感想
『妖の華』『妖の掟』に次ぐ、妖シリーズの第三弾。
今回は江戸時代、時代小説?
誉田哲也さんの原点ともいえるシリーズですよね。ホラーファンタジー?!
紅鈴と欣治だぁ〜と嬉しくなった!誉田さんのホラーは好きです
前作で欣治は死んじゃったので、続編はないな…と思っていたので、時代を遡るとは著者さんやるなぁ〜
まだ幼い欣治と、紅鈴がどうやって出会い、欣治がいかにして闇神になるのかが描かれていた。ウンウン…なるほど…
しかし…ちょっとエロ過ぎないか?
いくら闇神だって、安売りしないで欲しいわ…
闇神と、百地一族という忍び集団の戦いが呆気なかったのがちょっと残念だったかな
ひとりで何百年も生きてきた紅鈴の言葉
悔やんで呪って過ごしても、一年
心のまま笑って過ごしても、やはり一年
いつの時代でも響く言葉ですね!
ありがとうございましたm(_ _)m