読書日記2023-103
ヒポクラテスの試練
中山七里(著)
[祥伝社2020年6月発行]
✩✩✩✩+
あらすじ
急激に悪化する謎の“肝臓がん”――。
相次ぐ不審死は未曾有のパンデミックの始まりなのか!? 自覚症状なし、MRIでも検出不能……これは未知のウイルスなのか!?
偏屈だが解剖の腕は超一流の光崎藤次郎教授が率いる浦和医大法医学教室に、城都大附属病院の内科医・南条がやって来た。 前日に搬送され急死した前都議会議員・権藤の死に疑問があるという。 肝臓がんが死因とみられたが、九カ月前に受けた健康診断では問題がなかった。 光崎が司法解剖から導き出した答えは恐るべき感染症だった!
感想
シリーズ第三弾は初の長編!
かな?
今までで1番良かったです(^^)v
未知のウイルスによるパンデミック!って、もしかして例のコロコロからヒントを得たのかと思える箇所がチラホラ…
コロコロは確かコウモリが…と言われてましたね。
こちらは○○…おっとネタバレ注意
長編だけに読み応えがあり、どこに行き着くのかが気になり一気読み!
コロコロだけじゃなく、腐った議員さん達の話もあるあるじゃないか?!
今回は研究室を飛び出してアメリカへ
今までは陽気なキャラクターだったキャシー先生のバックグラウンに驚きつつ、アメリカ(NY)という国の複雑さ、そして人種差別の現状が細かく書かれていた…
『自由を謳ってるのは自由がその実ないからだ!』という言葉が重いですね
社会問題を絡めつつ、読み応えがある1冊でした。
ありがとうございましたm(_ _)m