読書日記2023-88
古本食堂
原田ひ香(著)
[角川春樹事務所2022年3月発行]
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あらすじ
美希喜(みきき)は、国文科の学生。 本が好きだという想いだけは強いものの、進路に悩んでいた。 そんな時、神保町で小さな古書店を営んでいた大叔父の滋郎さんが、独身のまま急逝した。 大叔父の妹・珊瑚(さんご)さんが上京して、そのお店を継ぐことに。 滋郎さんの元に通っていた美希喜は、いつのまにか珊瑚さんのお手伝いをするようになり……。
カレーや中華やお鮨など、神保町の美味しい食と心温まる人情と本の魅力が一杯つまった幸せな物語。
感想
タイトルから、古本に出てくる料理を作って出すお店の話かと思ったけど、そこは全然違って古本屋の人が美味しいものを食べる?ってな感じ
大叔父が急逝して主がいなくなった古書店を引き継いだ妹の珊瑚さん、甥の娘の美希喜ちゃんの二人の目線で語られる。
古書店を訪れる人びと、珊瑚さんの恋心、美希喜ちゃんの院生としての悩み、そして滋郎さんの秘密…。
盛りだくさんな内容がふんわりとした二人の語りで進んでいき優しさが感じられる。
珊瑚さんって多分70歳前後だと思うけど、そのキャラが何ともいいな
美希喜の母の現実的な部分もピリリッといい味をだすスパイス?!
神保町グルメは実在のお店?
近くだったら散策してるな
ありがとうございましたm(_ _)m