読書日記2023-65
ヒポクラテスの憂鬱
中山七里(著)
[祥伝社2016年9月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
“コレクター(修正者)”と名乗る人物から、埼玉県警のホームページに犯行声明ともとれる謎の書き込みがあった。 直後、アイドルが転落死、事故として処理されかけたとき、再び死因に疑問を呈するコレクターの書き込みが。 捜査一課の刑事・古手川は浦和医大法医学教室に協力を依頼。 偏屈だが世界的権威でもある老教授・光崎藤次郎と新米助教の栂野真琴は、司法解剖の末、驚愕の真実を発見する。 その後もコレクターの示唆どおり、病死や自殺の中から犯罪死が発見され、県警と法医学教室は大混乱。 やがて司法解剖制度自体が揺さぶられ始めるが…。
感想
シリーズ第2弾…
6話からなる構成で、「コレクター」なる者の書込みを軸に、短編解決の連作という最後まで引っ張られるお話でした。
その短編自体がメチャ短編
事件の概要説明→解剖→解決
早ぇ〜〜〜
前回はまだ研修医だった真琴先生の成長ぶりが安定してました!
が、暴走ぶりもヤバいっすね
チラリと見え隠れする伏線で、犯人がもしかして…?
と何となく掴めたのは、七里さんとしては…あま〜いぞ(笑)
『ネメシスの…』では主役だった渡瀬刑事のキャラが、ここまで偏屈なのが…(´ε`;)ウーン…
さて、次巻はどんな話が待っているのかが楽しみです!
ありがとうございましたm(_ _)m