読書日記2023-25

江ノ島ねこもり食堂

名取佐和子(著)

[ポプラ社2017年2月発行]

✩✩✩✩✩



  あらすじ

江の島に「ねこもりさん」と呼ばれる女たちがいた。それは島の猫の世話をするという、とある食堂の隠れた仕事。
1915年のすみゑ、1963年の筆、1988年の溶子、そして2017年の麻布。一家の女たちが、ねこもりとして生きたそれぞれの人生は、新しい命を結び、未来を繋いでいく。
あなたの血にもきっと流れている、百年の物語。


  感想

ふと目についたタイトル。

思わず手に取ってましたおねがい

で… アタリ!


ねこもりさん=猫のお世話をする人

猫さんに認められている人と言うべきかな?私も認められたいなぁ〜


その時々の猫さんたちの行動に目を見張り、時には涙してしまう…


ねこもりの女たちの100年物語。


不穏な序章から、大正時代へ

そして昭和、最後は平成の終わり。

落とし所が良かった!ここでも猫さんの行動に涙汗

江ノ島という狭い世界で生き、時にはもがきながらも代々続く店とねこもりを継ぐ女性。


私には江ノ島の土地勘がないので、読み始めて直ぐにネットで地図を調べた。若い時に1度行ったことはあり

文章と照らし合わせて、漠然とだけど把握。また行きたいなぁ〜



グッときた言葉

罪のない人間なんていませんよ。生きているだけで、人は誰かを傷つけることがある。誰かに迷惑をかける。誰かの手を煩わせてしまう。この世に生きるって、きっとそういうことなのだ…


ありがとうございましたm(_ _)m