読書日記2023-12
夜に星を放つ
窪美澄(著)
[文藝春秋2022年5月発行]
✩✩✩
あらすじ
かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。
コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。
学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」
父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。
感想
直木賞受賞が決まって直ぐに予約してやっと回ってきました。
期待しすぎたのかな?
今までの著者らしさをイメージしていたから物足りなさを感じた…
2編目を読んでて、連作短編なのかとワクワクしたけど、全く関係なくて残念でした。
赤ちゃんが1編目の男の子供かと思ったのですが…
共通点は"星"ですね!
夏の大三角形=デネブ•ベガ•アルタイル
ただ、様々な事情から傷ついている主人公たち、日々を過ごしながら最後は微かな希望を持って一歩踏み出すであろう瞬間が光ってました
ありがとうございましたm(_ _)m