読書日記2022-166
お願いおむらいす
中澤日菜子(著)
[小学館2019年7月発行]
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あらすじ
夢を捨てきれないまま、追い詰められて就職した青年の葛藤と想い。
対照的な人生を歩んだ姉妹の生き方、悩みをホロ苦く優しく描く。
ラーメンの名店を巡る、師匠と弟子の師弟愛の行く末は…。
自他共に認める崖っぷちアイドルが見いだしたかすかな希望の光。
50代後半リストラ男性の家族への想い。最愛の母の最期に下した決断とは。
心がほわっと温まる連作短編全5編。
感想
前回がハードだったので、次はゆるいのを読みたいと思いほのぼのタイトルと表紙で手に取ったが…
"ぐる"フェスなるイベントで交差する人々の話で、煮え切らない彼氏・がん・崖っぷちアイドル・認知症と末期がんの連作短編という結構ヘビーだった…
でも、いつ誰にでも起こりうるような日常でもあるし、そこから前に進む姿は良かったですね!
短編連作のどれもがハッピーで終えているので、結果的には癒やし系かも?
せっかくの舞台が『ぐるめフェスティバル』なんだから、美味しいものがもっとたくさん出てきて欲しかったかもな?!
ありがとうございましたm(_ _)m