読書日記2022-165

アンダードッグス

長浦京(著)

[角川書店2020年8月発行]

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アンダードッグス [ 長浦 京 ]

 

あらすじ

裏金作りに巻き込まれ全てを失った元官僚の古葉慶太は、イタリア人大富豪に世界を揺るがす計画を託される。 それは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちとチームを組み、香港の銀行地下に隠された国家機密を奪取するというものだった―。

敵は大国、狙うは国家機密! 1997年、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。 超弩級ミステリー巨編!


感想

400頁の大作!

読み始めて、これは無理かも…?

と思いつつ、1997年と2018年が交互になった時点で、その真相を知りたい!と、私にしては珍しく3日かかってて読み終えましたアセアセ


しかし…読み終えたが登場人物が多く複雑でついていくのが大変タラー


返還直前の香港(1997年)を舞台に、元官僚が多国籍チームで機密書類を強奪するスケールのデカいデカい!


英・米・露・中等の組織から狙われるわ、裏切りに次ぐ裏切りで、誰を信じていいのやら…

でもって、どんどん増える死体とハリウッド感満載で、もしかしてまた映画になるのかいな?グラサン


文中にある、不名誉な理由で官僚の職を追われた者たちの生活を支えるセーフティネット、違法な手法での証券会社…

おいおい、本当にこんなのがあるのか?でも、ありそうだな…真顔


初読みの作家さんだけど、かなり力のある方とお見受けしました!

夫にも薦めたら、夢中になって読んでました。


ありがとうございましたm(_ _)m