読書日記2022-135
母親からの小包は
なぜこんなにダサいのか
原田ひ香(著)
[中央公論新社2021年9月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!?
業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物――。
実家から届く様々な《想い》を、是非、開封してください。
感想
題名から想像するに、ホンワカした話なんだろうと思っていた…
第一話はまさにそんな感じの子離れできない母親のお節介ね
第二話もある意味で子離れできない母親で、自分の価値観を子供に押し付けているだけだと気づいたかな?
第三話からちょっと路線が変わり、この話がいちばん私には刺さった!
《親に苦労させられた人でないとわからない…》
子供にとって期待しても裏切られるほど悲しいことはないんです
母親からの荷物をダサいなんて言える人は、結局は親に愛されて育った人なんだろうなぁとしみじみ思いました。
つまり贅沢な言葉なんですよね…。
私も送る立場になって、喜んでくれることを期待してしまう気持ちがないとは言えず、色々と詰めこんでますね
ありがとうございましたm(_ _)m