読書日記2022-56
フェイクフィクション
誉田哲也❨著❩
[集英社2021年11月発行]
☆☆☆☆
あらすじ
東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。 刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。 死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。 「斬首」によって殺害されていたことが判明した。
一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。 ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい…。
感想
警察組織vs悪魔と呼ばれる男vsカルト教団vs元キックボクサー。
囚われた“彼女”の奪還。
愛する人を失った者たちの復讐劇――。
この帯の言葉でドロドロした残虐性を感じますね
誉田作品の得意分野が詰まってました!
それぞれの視点で展開していくが、警察と犯罪者やヤクザの絡め方の構成が…
う〜ん
落しどころがあっさりだったな…
新興宗教の悪どさや犯罪がもっと露呈しても良かったのでは?
ただ、新興宗教に立ち向かう者たちの戦いという構図は緊張感があった!
誉田作品のグロさ残虐さからのドキドキ感が意外と好きな私です
カタカナ題名3連チャン、どれも斬新でした
ありがとうございましたm(_ _)m