読書日記2021-199
【さよなら願いごと】
大崎梢❨著❩
[光文社2020年5月発行]
☆☆☆☆
夏休み。 琴美の家に、子供たちの謎を解決してくれる青年がやってきた。
祥子は想い人から、思いもよらぬ相談を持ちかけられる。
沙也香はそれとは知らず、大人たちの「不都合な真実」を掘り起こす。
それぞれの謎を追いかけた、それぞれの夏休み。 悪意が自分に向けられるとは、想像もしていなかった。
意外なつながり、意外な真相。鮮やかに紡がれた長編ミステリ!
読み始めて、児童書だっけ?
そんな感じの子供探偵団話が1章。(確かに分類はティーンだった)
地方の都市で起きる事柄(事件)を、短編連作で3章で描き出し、それぞれが繋がって最後の章で収束。
そういう構成だけど、時系列が混乱し、すっかり騙された…
それぞれの主人公が小学生・中学生・高校生で、ほのぼの〜から…ん?
雲行きが怪しくなり、おぉーミステリーだ
面白い構成なんだけど、登場人物を整理しながら読まないと混乱してしまい、すっかり「30年前」に翻弄されてました
表紙と内容のギャップもね
ありがとうございましたm(_ _)m