読書日記2021-191

【生きてさえいれば】

小坂流加❨著❩

[文芸社文庫2018年12月発行]

☆☆☆☆☆


大好きな叔母・春桜(はるか)が宛名も書かず大切に手元に置いている手紙を見つけた甥の千景(ちかげ)。 病室を出られない春桜に代わり、千景がひとり届けることで春桜の青春の日々を知る。

学内のアイドル的存在だった読者モデルの春桜。 父の形見を持ち続ける秋葉。

ふたりを襲う過酷な運命とは?―。 魅力的なキャラクター、息もつかせぬ展開。

純粋な思いを貫こうとするふたりを描いた奇跡のラブストーリー。

『余命10年』の著者が本当に伝えたかった想いの詰まった感動の遺作。


 

生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)

 

小坂流加さん、遺作2冊目。


『余命10年』も切ない"恋"だったけど、こちらも本当に切ない…


小説としては幼い感じはあるけど、著者の想い《生》《死》

まさに『生きてさえいれば』それだけでいい…と言う著者の願望…儚い想いを感じました。


お話のほとんどは恋愛物語。

だけどそれも『生きてさえいれば』を実感させる理由となっていますね。

ひたすら主人公の2人には幸せになってほしいと感情移入し、読みだしたら止まりませんでした。


そして、2人の未来は読み手の想像に託され、心地よい余韻となりました。



ネットより



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ワンワンワンだもんね犬


ありがとうございましたm(_ _)m