読書日記2021-165
【三人屋】
原田ひ香❨著❩
[実業之日本社2015年6月発行]
☆☆☆
朝は三女の喫茶店、昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナック――
可笑しくて、ホロリとしみる、商店街の人情ドラマ
お年寄りの多いラプンツェル商店街で、「ル・ジュール」が再開店した。
時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれているが、店を営む三姉妹は、そのことを知らない。
近所に住むサラリーマンは三女にひと目ぼれ、常連の鶏肉店店主は出戻りの幼なじみにプロポーズ、スーパーのイケメン店長の新しい恋人はキャバ嬢で!?
ひとくせも、ふたくせもある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る……。
心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント!
とあるけど、想像していたのとはちょっと違ったかな?!
でも発想は面白いですね!
朝のパン、昼のうどん、夜のご飯
かなりレベルが高そうで、おいしいは正解!
名前も、朝・ひる・夜 とは(≧▽≦)
しかし、人情は…
商店街にありながら、その人々の関係がボヤケているような?
三姉妹のほのぼのした食べ物屋さんの話かと思いきや、癖のある三姉妹の仲は、これまた癖がある(*_*;
それにも増して、登場する男が癖が強すぎてクズ的要素ばかり(ーー;)
失踪や離婚を乗り越えて、これからどう向かうのか?
続編に期待します(^^)/
ありがとうございましたm(_ _)m