【死んでもブレストを】

早乙女勝元❨著❩

遠藤てるよ❨画❩

[日本図書センター2001年2月発行]

 

死んでもブレストを (1981年) (愛と平和の記録)

 

太平洋戦争末期、「死んでもブレストをはずすな」を合言葉にして、電話局とともに燃えつきた交換手嬢たち。

多くの遺体は身元が知れず、残されたガマ口の金具で数を確認した…。

娘たちの悲劇から、平和とは何かを考える。再刊。



ブロ友さんが、この本の朗読会に行かれて、本の内容を載せられていた。

とても心に沁みる哀しいお話…。
読んでみたくなった。
児童書である絵本。

ブレストとは送受器。
当時は、軍からの強い要請で通信施設を守る立場として、空襲がきても防空壕に退避することができない。

交換手が交換台を離れれば、電話は不通になってしまう。
それでは緊急の連絡ができなくなり、上司の命令なしに部署を離れることは許されない。

東京大空襲にて、15歳の少女を含む28人もの娘たちが、ぐれんの炎と化した。

こういうお話は、後世へ伝えるべきことですね。
ブロ友さんが行かれた朗読会は、「夏休み児童・青少年演劇フェスティバル」の催しだそう。

しかし来られている人は、還暦過ぎた年配者ばかりだったようです。
もう忘れ去られるようなお話なんでしょうか?

ありがとうございましたm(_ _)m