読書日記2021-146
【猫のお告げは樹の下で】
青山美智子❨著❩
[宝島社2018年9月発行]
☆☆☆☆☆
お告げの意味にきづいたとき
ふわっと心があたたかくなる――
☆失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫――
☆中学生の娘と仲良くなりたい父親。☆なりたいものが分からない大学生。☆家族をないがしろにしたと後悔する頑固おやじ。
☆転校先でクラスに馴染めない男の子。☆20年来の夢を諦めるべきか迷う専業主婦。
☆自分のしたいことに臆病になった占い師。
「ミクジ」と呼ばれる猫から受取る葉っぱのおみくじ
なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく――。
猫のお告げが導く7つのやさしい物
読みながら思ったのは、著者の本『ただいま神様当番』とパターンが同じだと。
表紙も似てますね
お茶目な神様が、猫になりサブとして宮司さんがいる?!
姉妹本のように思えました!
でもそれが嫌とか面白くないとかは全くなくて、それぞれのお話を読むたびにどんどんのめり込んでしまった
小学生からおじいさんまでの7人の主人公が、猫のミクジとの出会い方も毎回同じでも微笑ましい!
短編だけど、それとなく繋がってたりして、見つけるとちょっと嬉しかったりね
それぞれの心の中のモヤモヤを晴らしてくれるヒントを与えられ、奇跡や神頼みでなく、答えは自分の中にある!
結局は自分自身でその答えに辿り着くのよねぇ
ミクジの話はファンタジーかもしれないけど、神社やお寺って自分を見つめ直す場所かもしれませんね…
我が家のニャンズ
ミクジにはなれそうにありませんが、可愛い奴らです
ありがとうございましたm(_ _)m