読書記録2021-89
『ぷくぷく』
森沢明夫❨著❩
[小学館2019年12月発行]

都会でひとり暮らしをしている恋に臆病なイズミ。 臆病なのは、誰にも明かしていない心と身体の傷があったから。 そんな彼女をいつも見つめているボク。 言葉を交わしたことはないが、イズミへの思いは誰よりも強い。 もどかしい関係の「ふたり」の間に、新たな男性の存在が。 果たしてイズミの凍った心を溶かす恋は始まるのか…。
最高のハートウォーミング小説!






久々に森沢さん!
森沢さんとしては、少し毛色の違う本書。
いつもは「癒やし」を感じるけど、今回は「切なさ」かな?
大人の絵本という感じで、「ボク」の存在も受け入れやすい。
その中でも、教えられる事、考えさせられる事もふんだんにあり、落としどころも最高ですね(^^♪
思わず付箋を貼った言葉の数々☆みんなと「同じ」は「正義」?
★ひとりぼっちって、ひとりでいるより大勢の中で味わわせる方がずっと心が痛い
☆「嫌い」と「違い」はイコールじゃない
★心は傷つかない。ただ磨かれるだけ
☆しあわせと不安は表裏一体
著者が語る『ぷくぷく』

「私小説」ならぬ「詩小説」と言われてます!
ありがとうございましたm(_ _)m