読書日記2021-36 鈴木るりか❨著❩
『太陽はひとりぼっち』
[小学館2019年10月発行]
花実は中学生となった。
ある日、家の前に見知らぬビジネスマンがやって来る。 彼は一体何者? さらに別の日にはやせた老婆が家の前に座り込んでいて……。
次々登場する謎めいた人物が引き起こす大騒動。 一つ一つの事件に込められた人々の思い、苦しみ、葛藤。 生きることへの希望を説く「るりか節」が力強く心に響きます。
先に続編の『私を月に連れてって』を読んだので、ここから繋がるのか⁉の驚きと確認でした。
デビュー作『さよなら、田中さん』を書いた時に、登場人物の過去も思い描いたんだろか?
そう思えるくらいに、それぞれの過去が違和感なく綴られていた。
ちょっと大人になった花実ちゃん、いつもパワフルなお母さんの壮絶な過去、賢人の過去はそうきたか!
短編『神様ヘルプ』と『オーマイブラザー』では、山梨で自分の道を見つけた三上くん、そして木戸先生が抱えていたものが明かされる…
まだ高校生の作家さんの成長と共に、田中さんも成長していくのかな?
楽しみです(^^)v
やっぱり気になるお母さんと花実ちゃんの関係!
続編、早く出ないかなぁ〜。
ありがとうございましたm(_ _)m