読書日記2021-30 鈴木るりか❨著❩

『私を月に連れてって』
[小学館2020年11月発行]

 

私を月に連れてって [ 鈴木 るりか ]

 現役女子高生作家が紡ぐ、鮮やかな人間賛歌

★遠くへ行きたい
田中花実は、中学2年生になった。前作『太陽はひとりぼっち』からのバディ、佐知子とは相変わらず仲良し。 笑いあり、涙あり、生きることへの肯定感を滲ませる「るりかワールド」はより広がり、深みを増す。
★私を月に連れてって
デビュー作『さよなら、田中さん』、前作『太陽はひとりぼっち』でも、常に名脇役として登場する2階の住人・賢人が主役の物語。 相変わらずむさ苦しく、世捨て人となっている賢人がある日突然恋に落ちる。 賢人が見つけた鮮烈な「恋」の行方は……?
★夜を越えて
今作の『遠くへ行きたい』を受けて誕生した作品。 授業の一環、職場体験で出会った「ぶーさん」。 彼女は、花実のお母さん・真千子の昔を知る人物だった。 実の娘の花実にすら一切を語らない、真千子の壮絶な過去の一端が紐解かれる。

星空 🌕 星空 🌕 星空 🌕🌝

鈴木るりかさん、小学4年5年6年時に3年連続で、小学館主催の『12歳の文学賞』大賞を受賞。
2017年10月、14歳に誕生日に『さらなら、田中さん』でデビュー。10万部を超えるベストセラーに。

そうだった! 天才少女作家さん、14歳のデビュー作を読んで仰天したもんでした(^^)/

主人公は同じ花実ちゃん。
残念…
前編とも言う前作を読んでない(~_~;)
相棒の佐知子ちゃんを知るには、まずそちらを読まないとね!

現在、高校生の著者。
まだそれだけしか生きていないのに、これだけの文章を書けることに感服。

逆に世の中にすれてないから、素直な感覚で書かれる文に、読み手も素直に入っていけるのかもしれません(*^^*)

笑いあり〜の、涙あり〜の、色々な人生があると教えてもくれます。

花実ちゃんとお母さんの関係って? 気になるぅ〜
まだまだ続きがありそうな感じね(^_-)-☆

初めて読まれる方は、まずは『さよなら、田中さん』からどうぞ(^^)v

ありがとうございましたm(_ _)m