読書日記17 乾ルカ❨著❩
『竜神の子どもたち』
[祥伝社2020年10月発行]

 

龍神の子どもたち [ 乾ルカ ]

 

新中学生が極限状態で結んだ友情。 そして学んだ “自分で考えて生きる" という力。
大人になって忘れてしまった、他人を思いやる物語。

新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。 自分の集落が都市開発の余波で、地元派とニュータウン派とに分かれてしまったのだ。
夏休みになると幸男ら両派の男女九人は林間学校に参加した。 その晩、突然の土砂崩れが宿舎を飲み込み大人は全員死亡してしまう。 集落には神の山と、天災が絶えない禁忌の山が並ぶのだが、開発派は戒めを無視してそこに建てた。 呆然とする九人は必死に神の山を目指す。 闇に怯え難所を越えるなか、お互いを理解し始め……。

傘 雷 傘 雷 傘 雷 傘

説明紹介に書かれていた言葉
『歴史の伝承を大切にする集落に押し寄せた都市開発の波に飲み込まれた、大人と子どもの学びと絆を描く、次世代に語り継ぎたい思いやりの物語』

昭和50年代、高度成長期の話。
前半はゆっくり、後半は一気に話が進み、読む方も一気!
試練を経て子供達は理解し合うが、大人達はさらにいがみ合う…。

話としては、あり得ることで新しくはないけど、だからこそ現代人が忘れてはいけない事なんだとしみじみ。

昔からの言い伝えの残る地域が、都市開発で現代的に変わって行く。
が、自然の猛威の中では、子供達が言い伝えによって救われた!
ここ近年の自然災害に通じる部部分もありそうに思いました。
 
ルンルン ルンルン ルンルン キラキラ ルンルン ルンルン ルンルン

ワタクシtakakoは、オンラインマラソン(京都)にエントリー中でして…。
昨日、10日掛かって42.195kmを完走しましたぁ〜(^^)v


還暦の挑戦と夢が叶って満足しております!

詳しくはまた別ブログ『アラカン日記』で報告しま〜す(^^♪

ありがとうございましたm(_ _)m