読書日記125 中澤日菜子【著】

『Team383』 (2018.4)
何歳でも人生は面白い! 平均年齢76歳のメンバーの繰り広げる痛快青春小説。
人生には3つの坂がある。数々の上り坂、下り坂を乗り越えて来た葉介に訪れた、人生最大のまさか!
75歳になってもう一度青春時代が来るなんて……。 運転免許を返納して落ち込む葉介に舞い込んだのは、自転車レースへの誘いだった。 何歳でも人は新しい世界を切り拓くことができる。
温かく心に沁みる人間賛歌。







お初の作家さんです。
いやぁ〜、面白い!
Team383=チーム5人の歳の合計
75〜78歳の爺さん婆さんが、なんと富士スピードウェイをママチャリで走るレースに出る!
インパクトあり過ぎぃ〜

レースの話かと思ったら、各章で5人それぞれが「老い」ならではの出来事や家族の問題に直面する。
配偶者の病気や死、老老介護、また積年の思いの対処などから、現実を受け入れながら生きていこうとする姿に、高齢者になっても生きる力を見つけることはできるかもしれないと思わせてくれた。
「潔く散るのは簡単だ。だが生きてこそーーたとえ醜くともひたすら生きることこそが大切」
心に留めておきます!
ありがとうございましたm(_ _)m