中山七里 著 『ハーメルンの誘拐魔』

好きな作家さんのひとりです。
『切り裂きジャックの告白』『七色の毒』に続く刑事犬養シリーズの第3段

題名通り誘拐がメインの話ですが、その動機に関することが、かなり社会性をもった話で、久々に深く考えさせられましたね。

「子宮頸がんワクチン禍」
昨今問題になって、実際に被害者の会見があったのも記憶に新しいです。

内容は、子宮頸がんワクチンを接種して副作用と思われる症状がでた者が次々誘拐され、
またワクチン接種推進派の日本産婦人科協会会長の娘も誘拐され、最終的には身代金70億円をその製薬会社に出させる。

犯人はネタバレになるので載せませんが、目的はそれなんだ!という結末です。

現実に製薬会社や厚労省は副作用を認めてないですよね?確か・・・
小説の中に興味深い文章があるので抜粋。

『製薬会社と厚労省と医師は利益共同体みたいなところがある。ワクチン接種を義務化してしまえば(略)食いっぱぐれない』

『既にアメリカではワクチン接種を停止。そのだぶついたワクチンを捌くために日本で消化させ、政府が助成金で旗を振っている』

『製薬は副作用のあるワクチンを製造し続け、医師は診療報酬点数稼ぎに怪しげなワクチンを患者に投与し続け、厚労省は天下り先欲しさにワクチンを認可して接種を勧奨』

あくまでも小説の中の文ですが、中々確信をついてると思うのは私だけかしら?


誘拐された女の子の母親が、娘の闘病記ブログを発症からずっとしていた件があり、それを知った刑事の言葉

「ブログを個人的な日記だと勘違いしている者が多いが、あれは全世界に向けた個人情報と主義主張の垂れ流しだ」

Σ(゚∀゚)ヒャー、そうなの?
まぁ、個人情報をオープンにしてる場合だけどね。

ありがとうございましたm(_ _)m