【お寿司やお刺身にワイン!?】世界が注目する「和食×日本ワイン」の最高のマリアージュ🍣🍷

みなさん、こんにちは!😊✨

ワインといえばフレンチやイタリアン…というイメージが強いかもしれませんが、実は今「和食」とワインの組み合わせが世界中で大注目されているのをご存知ですか?
2013年に、伝統的な日本料理「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。これに伴い、世界的に日本料理が注目を浴び、それに合わせるように日本ワインも一緒に楽しまれるようになっています。

国内でもさまざまなタイプの日本ワインと市場で出会うことが多くなり、多様なシーンで日本料理と日本ワインのマリアージュ(相性)が楽しまれています。
今回は、代表的な和食である「お刺身」や「お寿司」とワインを合わせる際の、具体的な極意をご紹介します🔍

🐟 お刺身・生牡蠣とワインの合わせ方

お刺身にワインを合わせる時は、魚の種類や調理法によってワインを変えるのがポイントです。

  • 白身や生牡蠣、貝類、青魚の刺身:辛口の白ワイン(特に甲州)がぴったりです。また、甲州やシャルドネのスパークリングワインもよく合います。
  • ブリやマグロなど味の濃い刺身:シャルドネが合います。表面を軽く炙って香ばしさを加えて醤油で味わうなら、樽熟成したピノ・ノワールやシラーも良いでしょう。
  • マグロのタタキ:ポン酢をかけてタマネギや薬味とともに味わう場合、ほのかなタンニンを感じる甲州の醸し(オレンジワイン)や、マスカット・ベーリーAのロゼワインがマッチします。

💡 ワンポイントアドバイス

ワインに白身魚や貝類の刺身を合わせる場合、醤油は強すぎるかもしれません。磯の香りが楽しめるこのような刺身には、少しの塩や、日本のスパイス・ハーブであるワサビ、レモンかスダチ、カボスのよう柑橘を搾って食し、爽やかな辛口甲州白ワインを合わせるのがおすすめです。すると、口中でこの素材の持ち味、風味や甘味が増幅されます!

🍣 お寿司とワインの合わせ方

お寿司に合わせる場合は、スパークリングワイン、辛口の甲州白ワイン、甲州オレンジワイン、やや甘味のある白ワイン、軽い赤ワインなどが候補に挙がります。

一番のコツは、淡白な味のネタ、味の濃いネタ、甘味のネタなど、ネタに応じてワインを変えることです。お寿司屋さんのカウンターで、大将の握る順番に合わせてワインのグラスを変えていく…なんて、とても粋な楽しみ方ですよね。

🍀 最後に:日本の四季をグラスと共に

いかがでしたか?
四季のある日本では、その季節の花々を愛で、旬の食材を楽しむことが大切にされています。山海の幸、季節の野菜や巧みな技術で仕上げた多種多様な日本料理には、バリエーション豊かな日本ワイン(特に甲州の滋味深い味わい)を醸造タイプごとに考え合わせることで実によく相性がよく、今後ますますその楽しみが広がっていくと考えられます。

今夜の晩酌は、ぜひ「お刺身×日本ワイン」の組み合わせを試してみてくださいね😊🍷

【日本のワインの夜明け】明治時代にフランスへ渡った2人の若者と、独自のブドウを生み出した先人たちの情熱🍷🇯🇵

みなさん、こんにちは!😊✨

今でこそ世界的に評価が高まっている「日本ワイン」ですが、その礎は明治時代に命がけでワイン造りに挑戦した先人たちの情熱によって築かれました。

今回は、本場フランスへ技術を学びに行った2人の若者のストーリーと、日本独自のブドウ品種誕生の背景について、歴史ドラマのような熱いエピソードをご紹介します🔍

🚢 本場フランスへ!選ばれし2人の若者

日本の本格的なワイン造りの歴史は、ある2人の青年のフランス留学から大きく動き出します。

1877(明治10)年、内務省から招聘されていた城山静一により、ワイン醸造の研修生として高野正誠と土屋龍憲が選ばれました。彼らには「明治初年、醸造練習生として県の選抜を受け、仏国に留学した」という記述が残されています。

この研修の目的は、「カラリット」(クラレット=ボルドー赤ワインの英語での愛称)を造れるような技術を身に着けて帰ってくることでした。2人が帰国したのは出発から1年7ヵ月後の1879(明治12)年でしたが、最後まで言葉の壁が厚く、多大な苦労をしたことが記録されています。

その後、1881(明治14)年には大日本山梨葡萄酒会社が設立され、本格的なワイン造りへの歩みが進められていきました。

🍇 新潟の地で立ち上がった「岩の原葡萄園」

フランスで学んだ彼らの情熱は、別の場所でも新たな芽を吹かせます。

新潟の川上善兵衛は、土屋龍憲や高野正誠にブドウとワイン造りを学びました。そして、1890(明治23)年に岩の原葡萄園(20ha)を開拓し、1895(明治28)年には石蔵醸造場を建設しました。

先人たちが海外から持ち帰った教えが、日本の各地へと確実に受け継がれていったのです。

🍷 日本独自のブドウ品種の誕生

ヨーロッパと違い、固有品種の少ない日本において、環境適応性の向上や害虫被害の防止を目的とした新しい品種を作り出す「育種」は非常に重要な仕事でした。

そこで、異なる品種を掛け合わせる交雑(ハイブリッド)の研究が進められます。
その結果、ベーリーとマスカットハンブルグの交雑によって「マスカット・ベーリーA」が、ベーリーとゴールデンクイーンの交雑によって「ブラック・クイーン」という品種が生み出されました。

日本の気候風土に合わせたブドウを自分たちの手で作り出そうとする、執念と努力の結晶ですね!

🍀 最後に:先人たちの努力をグラスに感じて

いかがでしたか?
今日私たちが美味しい日本ワインを楽しめる背景には、明治時代に言葉の通じないフランスへ渡った若者たちや、日本の気候に合うブドウを開発し続けた先人たちの果てしない努力がありました。

次に「マスカット・ベーリーA」のワインを見かけたら、ぜひこの歴史ドラマを思い出しながら味わってみてくださいね😊🍷

【1杯のワインができるまで】農家さんと歩むブドウの1年のサイクルと、日本ならではの「棚仕立て」の秘密🍇🌿

みなさん、こんにちは!😊✨

私たちが普段美味しく飲んでいるワインは、1年に1度しか収穫できないブドウから造られています。
ブドウ樹は四季のある土地で育ち、そこに人の手が加わり、栽培作業が行われます。

今回は、ブドウがどのような1年を過ごしてワインになっていくのか、そして日本の風景でおなじみの「あの栽培方法」の秘密について解説します🔍

🌱 ブドウ樹が辿る「1年のサイクル」

ブドウ樹は、1年のサイクルによる人の作業が必要となります。季節ごとの主な流れを見てみましょう。

  • 冬(休眠期):収穫が終わって寒さが訪れる11月下旬頃、ブドウの樹は落葉し休眠期に入ります。この時期には余分な枝を切り落とす「剪定」が行われ、収量と品質を調整します。また、地表を耕す「耕耘(こううん)」も行われます。
  • 春(萌芽・開花):春になって気温が10℃を超えるようになると、「萌芽」を迎えます。新しい芽が出て新梢が伸び、葉が成長し、萌芽から約70日で「開花」となります。
  • 夏(結実):開花から結実の始まりは約1週間です。
  • 秋(収穫):秋には適熟での収穫へと進んでいきます。一般的に、開花から収穫まではおよそ100日といわれています。

🍇 日本の気候が生んだ「棚仕立て」

日本の伝統的なブドウ栽培法は「棚仕立て」です。頭上にブドウの房がぶら下がる、観光農園などでおなじみの風景ですね。

幹の上方に地表から離して棚を作り、そこに整枝して成長させます。日本固有品種の甲州やマスカット・ベーリーAなどは樹勢が強いため、地表から離した棚で樹を大きく育てる仕立てが用いられています。

この棚仕立ては、高湿の気候風土に向くといわれています。また一方で、土壌から水分が蒸発するのを防ぐ栽培方法ともされています。

🍷 「垣根仕立て」にまつわる明治時代の誤解

ヨーロッパのワイン畑といえば、低い位置にブドウが並ぶ「垣根仕立て」の風景が有名です。

実は、明治初期にヨーロッパ系ブドウ品種が導入された際、日本でも垣根仕立てが試みられました。しかし、ブドウの害虫である「フィロキセラ」の被害により垣根仕立ての畑が全滅してしまったのです。
そのため、「垣根仕立ては日本の気候風土には向かない」という誤解を生んでしまいました。

その後、フィロキセラによる害は品種の持つ抵抗性に関わりがあり、仕立て方とは関係ないということがわかりました。現在では、1980年代頃からヨーロッパ系品種の栽培に垣根仕立てが再び導入され、1990年代以降日本各地で増加しています。

🍀 最後に:農家さんの1年に思いを馳せて

いかがでしたか?
グラスに注がれた1杯のワインの中には、寒い冬の剪定から始まり、暑い夏を越えて大切に育てられたブドウの「1年間のドラマ」が詰まっています。

次にワインを飲むときは、ぜひブドウ畑の美しい「棚」や「垣根」の風景、そして農家さんたちの作業を思い浮かべながら楽しんでみてくださいね😊🌿