愛媛マラソン総括と課題 | まるがおのつれづれ日記

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東京都在住、自称エッセイスト、そしてサブ4ランナーの丸顔のまるがおが、ランニングのことや、ふと思ったことを気まぐれに書いた日記です。

皆さん、こんにちは。まるがおです。

2週間前に愛媛マラソンを走り、その後は酷い筋肉痛やケガ、体調不良などもなく、元気にランニングを再開しています。
今回でマラソンは7回目。それなりに経験を積んだおかげでしょうか。
身体はマラソンの負荷に慣れ、適応しかけているのかもしれません。

さて、2週間が経ちましたので、改めて愛媛マラソンを振り返りたいと思います。
すでにお伝えしている通り結果はこの通り。ネットタイムで3時間37分54秒でした。



サブ3.5(3時間半切り)を目標に挑んだレースでしたので、結果としては8分ほど届きませんでした。
1キロあたりあと9~10秒ほど速く走らなければ届かないタイムなので、惜しいとは言えないのかもしれません。

でも、これまでの自己ベストが3時間52分26秒(2019年つくばマラソン)でしたので、今回それを14分半ほど縮めたことになります。
手放しでは喜べませんが、決して悪い結果ではないと思っています。

とは言え、やはり自分のスタミナのなさを痛感しました。
サブ3.5達成にあたり意識したペースはキロ4分50秒。スタートからだいたい28キロくらいまではこのペースでいけました(それだけでも私の中では進歩です)。

けれども予想通り、25キロ付近辺りから足が重くなり、28キロ過ぎには減速します。
32キロまでは何とか5分台を維持するも、足が止まって歩き出したため6分以上のラップを刻むことになりました。

あーあ、今回もまたダメかと一度は諦めました。
でもちょっと歩くと意外にもまた足が動くような感覚があり、実際に走ってみるとそこそこ走れました。
33~34キロの1キロのラップが6分43秒でしたが、結果としてこれが底となりました。

そこからは粘って走ることができ(止まったり走ったりでしたが)、下り坂の勢いを借りて一時調子を取り戻したりもしながら、そこまで大崩れせずにゴールすることができました。



試しに過去7回の30キロからゴールまでのタイムを調べてみると、今回がもっともよい結果だったことが分かりました。


2019年のつくばマラソンは唯一最初から最後まで走り通せたレースでしたが、その時よりも今回の愛媛マラソンの方がよい結果だったことは意外でした。


どうして今回、もっともよいタイムが出せたのか。

特に終盤、一度失速してから、どうしてまたある程度のペースを取り戻せたのか。


おそらく、身体(特に足)へのダメージが小さかったからだと思います。

そして私なりに考えたその理由は次の二つです。


①「ピッチを上げて走る」走る方を体得したから
②安定感と反発性のあるランニングシューズを履いていたから

まず①のピッチですが、色々と試行錯誤を重ね、1分間180回のピッチを刻む走り方を体得することに成功しました。
これにより体の沈み込みが減り、地面からの反力を効率的に得られて、足へのダメージが軽減されたのだと思います。

次に②ですが、今回履いたシューズはアシックスのノヴァブラスト3。

フルマラソンで初めてアシックスのシューズを履きました。


ミッドソールが厚くクッションもあるのに、反発がかなりあり、しかも軽い。
カーボンプレートは入っていないためか、足当たりもよく、カーボンプレート入りシューズに比べ、足の疲れがなかったように思います。

フルマラソンを走る上で、私の足に今までで一番フィットしたシューズです。

 

 


そんな訳で、ピッチ走法と反発のあるノンカーボン厚底シューズのお陰で過去最高のパフォーマンスを発揮することができました。


とは言え30キロ以降の平均ペースは5分44秒。サブ4のペース(5分40秒)よりも遅いペースです。これではサブ3.5には届かないでしょう。

今シーズンはもう予定はないので、次にフルマラソンを走るのは早くても今年の秋以降です。
まだずっと先のことですが、今回の結果を受けて、次こそ確実にサブ3.5を達成できるように、トレーニングの指針を二つ考えました。

まずは、レース終盤のペースダウンをもっと少なくし、何よりも歩かないようにすることです。
これは今回に限らず、毎回思っていることですが、長距離への耐性はまだまだ不十分だと感じています(以前からあまり進歩がない気がします)。

フルマラソンはサブ3.5を達成できたとしても、3時間半は走り続けなくてはなりません。
マラソンにおいて長距離耐性とはつまり、長時間体を動かし続けられることとほぼ同義です。


そこで、ペースにはあまりとらわれず、ゆっくりでもいいから長時間走るトレーニングを長期的に渡って取り入れ、実施回数を増やそうと思います。

このトレーニングは、私が最も嫌いなトレーニングなのですが仕方ありません。


もう一つは、全体的なペースの底上げです。
計算上、後半の失速がなければ(あるいはその失速がもっと小さければ)、今のままでもサブ3.5は達成可能です。

しかしこれまでの経過と私の生まれ持ったスタミナのなさを考えると、後半の失速はある程度覚悟しておく必要があります。

今回のレースではサブ3.5達成には1キロあたり10秒ほど足りませんでしたので、レースペースも10秒短縮し、「キロ4分40秒」としたいと思います。
何もせずにただレースペースだけを上げるとオーバーペースとなり、後半失速する原因になる可能性もあります。

そこで4分40秒で走ってもオーバーペースとならないように、スピードの余裕度を上げるトレーニングをしていきます。
具体的には、4分40秒よりも速いペースで、ある程度の長い距離(15~20キロ)を、余裕を持って走れるようにスピード持久力の底上げをはかります。

以上をまとめると、次回のマラソンに向けたトレーニングの柱は、「長時間走による筋持久力の強化」と、「レースペースに余裕を持たせるためのスピード持久力の強化」の二本立てです。


次こそはサブ3.5を達成すべく、また一から地道に取り組んでいこうと思います。