最強寒波 | まるがおのつれづれ日記

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東京都在住、自称エッセイスト、そしてサブ4ランナーの丸顔のまるがおが、ランニングのことや、ふと思ったことを気まぐれに書いた日記です。

 

皆さん、こんにちは。

今週末から来週にかけて、日本列島は脅威にさらされています。
10年に一度といわれる「最強寒波」という名の得体のしれないヤツがやってくる。孫悟空の必殺技のようなヤローです。
いやーもう。本当に勘弁してください。

このブログでたびたび書いていますが(そしてどうでもいいことですが)、私は寒さが大の苦手なのです。


その傾向は年を追うごとに酷くなっているようにも思います。
寒い冬なんて来なければいいのに。寒くて頭にきているときはよく、いっそ冬なんて消えてなくなってくれ、とさえ思うのです。

しかし考えてみれば、冬には何の罪はありません(当たり前だ)。
私だって別に冬自体が嫌いな訳ではないのです。

冬の空は澄み渡っていて美しい。淡い陽光は深窓の令嬢のごとく可憐だ。
食べ物だっておいしい。特に鍋がうまい。冬がなくなったら、白菜とタラはその存在意義を見出すのに苦労するだろう。

そしてもしも冬がなくなったら、冬に生まれた人たちも行き場を失ってしまう。
やぎ座とみずがめ座が消滅するから、「聖闘士星矢」から、カプリコーンのシュラとアクエリアスのカミュがいなくなってしまう。これはまた大問題である。

冬は必要だ。マラソン大会も多い。
必要ないのは寒さだけ。憎むべきは寒さ。寒さのない冬が欲しい。
朕は寒くない冬を望むものなり。

しかし、冬から寒さを取ってしまうと、毒のないフグのように、トゲのないバラのように、ネギが頭にささっていないふっかちゃんのように、その特徴を完全に失ってしまう。

寒さは冬の代名詞。アイデンティティーといってもいい。
やっぱりこれはこれで、大問題なのです。

いい呪い(まじない)に力を与えるために、シータはお婆さんから「バルス」という滅びの言葉を教わりました。
それと同じように、寒さはいい冬になるのに必要なのでしょう。

きっとそうだ。そうに違いない。
だからまた、これもやむ無し。
いざという時には、ムスカを道連れに、寒さでこの世の中を滅亡してくれるわ!ぐはははは。

で、結局お前は何が言いたいのかというと、毎年いつものように頭にきている寒い冬について、相も変わらず今年も色々とボヤいているだけです。
どうかほおっておいてちょ。

さて、愛媛マラソンまであと3週間となりました。
マラソンの3週間前は30キロ走をやる、というのが一つのセオリーかと思いますが、今日は30キロ走ではなく、マラソンペースで120分を走るという練習メニューに変えました。

年明けに負った左もも裏の軽い肉離れはようやく完治しかけているものの、そのせいで実は今年に入ってからあまり満足に走れていません。
今の私ではきっと、30キロは走れないでしょう。

この寒さのこともあります。
孫悟空がシベリアあたりで放った必殺技が、現在日本に絶賛襲来中であるため、今日は北風がとても強く、そして冷たい。

荒川の河川敷を上流に向かって走ろうものなら、この風の恐るべきパワーを直に食らうことになります。
そして実際に食らいました。


冷たい強風のせいで、23キロで心と足が終わり、予定より早く切り上げることとなったのです。
あーあ、こんなんでフルマラソン、大丈夫かなぁ。




私はフルマラソンに向かない体質なのだ、と自信を喪失させることになったことに、この必殺技の真の恐ろしさがある、と私は考えます。

なにゆえ?
たぶん、技を放った悟空が私をベジータ認定し、ライバル視して、愛媛マラソンを走る前にメンタルを引き裂いておこうと画策したに違いない。
ソウニチガイナイ。マチガイナイ。

ずっと同じように走っているつもりなのに、風の影響でペースが乱れました。
今日はレース本番でも履こうと思っているアディゼロジャパンを履いて走ったのですが、このシューズは軽くて簡単にスピードが出てしまうため、ただでさえペースを抑えるのが難しいところ、今日は風の影響も加わって一層ペースが安定しませんでした。



長丁場のフルマラソンは、いかに淡々と同じペースで走り続けられるかがカギになると思います。
その方が省エネで走れますからね。

今日は悟空にやられました。でも、次は負けません。