私の母親は幼稚で愚かであった。そのため離婚するとき何か月も前から息子の私にだけそれをほのめかし、父親の悪口を私に言い続けた。私はその悪口を何か月も聞き、母が言う悪い点を父に教えて父を変えようとその間父と話などもした。だが結局母は離婚して出ていき、調停に勝ったといきまいて、私には30ページにもわたる父親の悪口を書き残していった。そして母はあろうことかそれを父の職場の同僚や指導教授にまで送り付けた。
確かに父にも問題は多かった。慶応の教授というだけですべてを知った気になっている愚か者であり、周りの人間をいつも見下し、テレビなどを見てはそこにでてくる人間の悪口ばかり言っていた。また母のことも馬鹿にし続けていた。本当には父は死んだ学問しかやっていなかった。これを母が嫌がるのも無理はない。
しかし、それを子供に向かって毎日愚痴って挙句に自身の正当化をして父の悪口を書き連ねた文書を残して出ていくのはどうかと思う。母も馬鹿にされるような面が多々あったのだ。わけのわからない新興宗教にはまったり、健康食品にお金を浪費したりといったことだ。母はこれは子供のためだと言って正当化していたが、私には母が無明のせいで不必要なものや実際は害にしかならないようなものに父の稼いだ金を大量に使っていたように見えた。今は母は私と姉の二人共と絶縁状態であり一人孤独で暮らしている。
なぜこんなことが起きたのだろうか?仏教的に考えるとすべては業が生み出していて、その業の働きを悟りを開いていない人間が理解するのは無理だということだ。私が深く考えても考えるだけ無駄であろう。ただ、私が言いたいのは離婚するときに片方の親の悪口を言い続けると子供から絶縁されるということだ。この因果関係は私には見えている。原因があって結果がある。どうかすべての夫婦が幸せでありますように。無我を知って協調して生きられますように。くだらない煩悩で人間関係を壊しませんように。