ナチスが勢力を伸ばしたのは宣伝担当のゲッペルスの貢献があるということだが、その手法は今もあちこちで見ることができる。

NHKの番組「プロファイラー」で紹介されている。

 

いわゆる「センセーショナリズム」の手法を用いて「安上り」で「効果的」な宣伝活動を行ったのである。ナチ党の勢力拡大のために共産党を武力で攻撃し、衝突の後に実力行使が禁止されると、新聞を発行して世論に訴えた。センセーショナルな内容で。

 

このNHKの番組は現代の視点から過去の人物をプロファイリングするというものだが、今も過去の人物と同様の言動をしている者はいる。

SNSやインターネット上で、当町や隣市での体験や考えを披露している人たちは複数いるが、

「センセーショナリズム」的手法を用いて市政や町政を批判しているものは少ない。そういったセンセーショナリズム的な内容のブログやSNSでは表現が品位を欠くものも多くあるので、以前ほど人が集まっていないようにも見える。うんざりされているのだろう。

煽っても人は動かない。人が動くのは動機が本人の中に生まれたときである。煽り文句の中に「偽善」が見えたとき、人の心は冷めていく。

煽り、焚き付け、先頭に立っていた者の本質が人々の期待に応えられるものではなかったから今の状態になっているといえる。

混沌とした状況(主に行政による住民への影響を見たら)にある現在の猪名川町だが、騒ぎ立てたいだけの声には耳を傾ける必要はない。議会も一体となって「住民のため」の議論を行っていただきたい。

《藍》