「ファシズムにおいては、国家が、国家の強さを保つために暴力の実行や戦争を行う意思と能力を持つ、強力なリーダーシップと単一の集団的なアイデンティティを必要とする有機体的な共同体であると信じる」(Wikipedia)

 

あるお方のブログで、自身が発した議会への請願が「継続審議」になったという記事があった。その議会のローカルルール?で継続審議とするには全会一致でないといけないという申し合わせ?があるらしく、この方はそういった全体の流れ、もしくは「全会一致」ということだけに着目したのかもしれないが、その成り行きについて、当該議会に関して「全体主義反対!」「ファッショ反対!」と文章を結んでいる。

 

この御仁は、たびたびこういったわけのわからない言葉の使い方をするので、微苦笑を禁じ得ない。(まあ目の前からいなくなったからその程度なのだが)

冒頭の文をお読みいただきたい。こういった状態をこの御仁は望んでいると思われる。過去の記事を確認すれば明らかだが、国家の軍事力による示威的な行動を強く望んでいる。

そう言う者が、某市議会の請願継続審議の結果に対して、なんとスケールの合わない叫びを書いているのかと。またそれは自身を否定する叫びでもあるのだが・・・ そのパラドックスも気にすることなく、センセーショナルな言葉を選んでいるだけなのかもしれない。

 

この御仁、以前は「金持ち」程度の意味で「裁判官はブルジョア」と書いていたのだが、種々の言葉にはその歴史的背景があるということを知ってから使ってもらいたいものだ。記すことを業としていると自称するのなら当然の資質ではないだろうか。