2019年の映画です。題名のように、この時期になると必ず耳にする定番、ワムの曲から着想したというものです。主演はエミリア・クラーク(ゲーム・オブ・スローンズのデナーリス、ターミネータージェネシスのサラ・コナー、ハン・ソロのキーラなど)。

 

ロンドンのギフトショップで働くケイト(エミリア・クラーク)は、かなりいい加減で自分勝手。ルーズな生活を送り、ある失敗をしでかしたとき「次は無いよ」と雇い主からクビの警告を受けます。それと前後して知り合ったトム(ヘンリー・ゴールディング)は何かとケイトに構い、自堕落な生活を改めるようなアドバイスをします。打ち解けてきたケイトは電話番号を交換しようと思うのですが、彼は忘れてきたという。そんなことが続いて・・・

ケイトは子供のころ歌がうまく、教会の合唱隊でもソロを歌っていたのですが今はさっぱりです。オーディションにも受からず、うつうつとしている時に、トムが手伝っていると話していたホームレスの救護所(シェルター)に彼を訪ねていきます。彼はいなかったのですが帰り道で二人は出会い、彼の誘いで彼の部屋に行きます。

そこでケイトは自分のことを多く語ります。なぜ今のような生活を送ることになったのか、と。

そして、ケイトは二人の心のつながりを感じながら安心して眠りました。優しいキスを交わしただけで。

 

そのあとの映画は、それまでのいろいろなエピソードが思い出されるようなことが出てきます。トムがケイトと長い話を部屋でしたとき、彼は自分の性格や生活に悩むケイトにこう言いました。

「日常の小さな行動がその人の人格を作る」

そうですね。これには画面のこちらで大きくうなずきました。常に何らかの判断をして自分の行動が決まっているんですから、流されてしまってばかりだと「これでもいいか」的な人格になってしまうかもですね。

また、日常的に攻撃的なことばかり考えていると、そう考えるやり方が抜けなくなってしまうものなのかもしれませんね。

 

エミリア・クラークは可愛いです。10年近く前のデナーリスよりもさすがにふっくらしてきましたけど。(笑)

映画が終わりに近づくにつれて、ケイトがトムと長い話をしたことの意味が分かってきて泣けました。去年のクリスマスと今年と何が違うのか・・・二回観たいです。