久しぶりに洗濯を干すのに不安が無い日でしたね。あとはテレビの前でした。

この映画はヒッチコックが「サイコ」を撮るときのエピソードです。アンソニー・ホプキンスのヒッチコックとヘレン・ミレンの妻。そしてスカーレット・ヨハンソンのジャネット・リーという配役です。

ヘレン・ミレンがいいです。糟糠の妻という部分もありますが、実際には尻を叩いていそうな感じが面白いです。そして、その妻と若手の脚本家との間で何かが起きそうになり、そこでヒッチコックが嫉妬で夢想する場面がサイコの作品作りのモチーフになっているような描写が面白いです。

配給や制作費の問題、検閲との関係など、当時の事情は「へえ~」という感じで興味深いです。

「サイコ」は宣伝の手法(ヒッチコックが考え出したのですが)によっても、人気になったということです。公開時に、途中での入場禁止ということを劇場の責任者に依頼したというのです。それが話題を呼び、開始前には長蛇の列が…

この映画はハッピーエンドでした。

 

それで、家にある「サイコ」をあらためて観ました。ユニバーサルから出ているDVDとブルーレイ(どちらも同じ14作品収録。1942年の”逃走迷路:”から”疑惑の影””ロープ””裏窓””ハリーの災難””知りすぎていた男””めまい””サイコ”鳥””マーニー””引き裂かれたカーテン:””フレンジー””ファミリー・プロット”1976年まで)。ブルーレイは「Alfred Hitchcock The Masterpiece Collection」として入手できます(Amazonで7000円ぐらい)。

DVDはさすがに解像度も低く、スクラッチなどが目立ちます。ブルーレイは完全にデジタル処理はしていないようで、ところどころほこりやスクラッチが見えることはありますが、解像度はけた違いです。アンソニー・パーキンスが「ベイツモーテル」に泊まったジャネット・リーの部屋に食事を持ってきて会話するシーン。ブルーレイでは彼のコーデユロイの上着の「うね」がはっきり見えますが、DVDではベッタリした感じです。

ブルーレイ以外のソフトをお持ちなら買い増すのはありだと思います。

何回観てもヒッチコックは面白い!