歴史的な街並みが魅力の三峽老街は、台北からのアクセスも良く、九份と共に台湾北部を代表する観光名所として知られています。伝統的な建築物が立ち並ぶ情緒豊かな通りでは、ご当地グルメの食べ歩きやショッピングを楽しむことができます。ここでは、交通手段から写真スポット、現地で評判のお店まで、三峽老街を満喫するための情報をお届けします。

 

三峽老街

 

三峽老街とは

 

清朝時代に起源を持つ三峽老街は、台北郊外に位置する歴史的な商店街で、九份と共に台湾北部を代表する観光名所として愛されています。

 

現存する建造物の多くは日本統治期に建設され、中国・西洋・日本の建築様式が融合した独特の街並みを形成しています。

 

民生街と復興路を中心に約260メートルにわたって続くこの通りは、特に夕刻がおすすめ。

 

夕陽に染まる赤レンガの建物が織りなす懐かしい風景は、フォトスポットとしても人気を集めています。

 

三峽老街のおすすめスポット

 

三峽清水祖師廟

 

三峽老街で外せない観光スポット、三峽清水祖師廟。

 

1769年の創建以来、その芸術性の高さから「台湾随一の東方芸術殿堂」として高い評価を受けています。
 

祀られている清水祖師は、宋の時代に実在した高僧で、降雨の力を持つと伝えられ、お茶の神としても信仰されています。

 

特に福建省泉州安溪では地域の守護神として深く崇敬されてきました。三峽地区には泉州安溪からの移住者が多く、彼らによってこの信仰が台湾にもたらされたのです。
 

見どころは寺院を彩る緻密な石彫りと木彫りの数々。

 

伝説や物語のワンシーンを題材とした彫刻作品が随所に配されており、一つ一つをゆっくりと観賞する価値があります。

 

庶民美術館

 

古民家を改装したカフェ「庶民美術館」は、三峽老街の隠れた魅力スポット。

 

伝統的な民家の面影を大切に残しながら、洗練された空間作りが魅力です。

 

 

迪化街の建築様式にも見られる中庭を備え、そこで光に輝く盆栽の風景は、フォトジェニックな一枚が撮影できると評判です。

 

入場料は有料ですが、カフェでドリンクを注文すると、その金額が入場料として充当されるシステムになっています。

 

三峽老街のおすすめグルメ

 

金三峽牛角麵包

 

三峽老街を代表する人気のお土産といえば、「金三峽牛角麵包」の香ばしいクロワッサン。

 

推奨お土産トップ10に度々選出されるほどの実力派です。

 

17種類以上の豊富なフレーバーが揃い、お手頃価格の28〜40台湾ドル(約200円)で楽しめます。

 

  • 住所:新北市三峽区民権街43号
  • 営業時間:午前7時~午後10時

三峽老街のおすすめお土産

 

茶山房

 

三峽老街のおすすめお土産の一つが、「茶山房」の手作り茶石鹸です。

 

地元特産の碧螺春緑茶を使用した石鹸がブレイクし、今では人気ブランドへと成長しました。

 

伝統的な浮き石鹸製法を守り続ける茶山房では、天然ハーブのエッセンスを使用し、人工香料を一切加えない石鹸づくりにこだわっています。

 

優しい自然な香りと共に、洗顔後の肌がしっとりと潤い、つっぱらず、汚れもすっきり落とせると評判です。

 

三峽老街への行き方

 

台湾高速鉄道

 

台湾高速鉄道(台湾新幹線)を利用する場合は、「高鐵板橋駅」まで乗車。その後、台北客運の702番または705番のバスに乗り換え、「三峽老街站」で下車すれば到着です。

 

台湾鉄道

 

台湾鉄道を使う場合は、「板橋駅」で下車。その後、台北客運の702番または705番のバスに乗り換え、「三峽老街站」で下車すれば到着です。

 

チャーター・ハイヤー

 

桃園空港や周辺ホテルから三峽老街へは、複数回の乗り換えが必要となるため、ハイヤーの利用がおすすめです。


台北市内から三峽老街へはMRTの直通路線がなく、バスを利用しての移動となります。そのため、観光に不慣れな方や、ご高齢の方、小さなお子様連れの方は、ハイヤーを利用すると安心です。

 

見どころが集中している三峽老街では、4時間のハイヤーチャーターが人気です。

 

おすすめの観光プランとして、午前中は台北市内を巡り、午後から三峽老街で夕暮れの雰囲気を満喫してから台北に戻るコースが好評です。

 

 

 

台北MRT

 

台北MRTから三峽老街へのアクセス方法は2通りあります:

  1. MRT板南線「新埔駅」で下車 → 首都バス802番に乗り換え →「三峽老街駅」下車
  2. MRT板南線「永寧駅」で下車 → 台北バス706番または812番に乗り換え →「三峽老街駅」下車

 

バス

 

三峽老街に向かうには、板橋駅から台北バスの702系統か705系統を利用し、三峽老街駅まで乗車することで到着できます。

 

タクシー

 

タクシーで台北駅から三峽老街へ向かう場合、通常料金は900台湾ドル(4500円)程度です。ただし、一般のタクシーを利用する際は、言葉の壁により、運賃や行き先で運転手とトラブルが発生する可能性があります。
 

配車アプリのUberは、混雑時や悪天候の際には1600台湾ドル(8000円)まで料金が上がることがあります。
 

これに対し、Tripoolの4時間チャーターサービスは2300台湾ドル(11500円)で、往復の移動時間に加えて観光の時間も含まれています。

 

片道だけでも1600台湾ドルになる可能性があるUberと比較すると、より経済的な選択といえます。

 

このような理由から、三峽老街への交通手段としては、一般のタクシーやUberではなく、Tripoolなどのチャーターサービスがより便利でおすすめです。

 

相乗りサービス

 

1人や2-3人など少人数で三峽老街に行きたい方で、費用を抑えたい場合は、Tripoolの相乗りサービスが最適です。

 

快適な車内で、リーズナブルな料金での移動が可能です。

 

台北駅から三峽老街までの料金は1人520台湾ドル(2600円程度)と経済的です。

 

Tripoolの相乗りサービスは、事前に料金が確定しているため安心です。

 

また、日本語に対応したアプリで予約が簡単にでき、他の旅行者と一緒に乗車することで観光に関する情報交換もできます。

 

さらに、プロのドライバーが運転する冷暖房完備の車両で、快適な移動を楽しむことができます。
 

ご旅行の際は、ぜひTripoolの相乗りサービスをご利用ください。

 

 

 

 

以上で、三峽老街のグルメ、観光スポット、アクセス方法についてご紹介させていただきました。

 

フォトスポット、営業時間、おすすめの訪問時間、日本語ガイド付きツアーなど、より詳しい情報をお探しの方は、下記の記事をぜひご参照ください。