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【トラピックス】2012年ベネチアン・マカオに泊まる香港・マカオ4日間(8/7~8/10)

 
 1990年ごろ、中国返還前に香港・マカオを訪れましたが、返還後「マカオの発展が著しいようだ(大型ホテルやカジノが乱立)」「香港の街並みはどのくらい変わったか」が気になり、夏休みに行ってみました。
 キャセイパシフィック航空で関空から香港へ。

 最初に訪れたときは香港中心部近くの啓徳空港(九龍)。啓徳空港は市街地の狭い空港で、九龍城スレスレに急降下する着陸が、まるでジェットコースターのように記憶しています。今回は1998年埋立地に開業した香港国際空港。綺麗で真新しい空港ですが、市街地まではバスで30分と、チョット不便になりました。空港には多くの中国人観光客(身なりで判断してます)があふれかえっていました。返還後の香港・マカオは、中国人の観光スポットとして人気を博しているようです。

 

 ツアー・バスに乗り込み、先ずはビクトリア・ハーバーへ。前回よりも遊歩道がきれいに整備された印象です。残念ながら、霧がかかって対岸がよく見渡せません。写真に写っていませんが、ここにも多くの中国人観光客が押し寄せてます。

遊歩道にはハリウッド・チャイニーズ・シアターよろしく、香港スターの手形が並べられています。好きなジャッキー・チェンの手形を見つけました爆笑

ブルース・リー像の前でもパチリ爆笑

夜8時にはシンフォニー・オブ・ライツと呼ばれる光のショーが催されます。九龍・香港島両岸に建つビル群がイルミネーションを輝かせ、音楽に合わせて夜空にレーザーやサーチライトを放ち、とても綺麗。ショーは15分程続きました。

 

 

 翌日も市内観光。先ずは朝食にお粥を頂き、レパルス・ベイに向かいました。

レパルス・ベイはハリウッド映画「慕情」の舞台となった海湾です。

その一角には、天后廟という、海で仕事をする人々を守る女神が祀られているパワー・スポットがあり、縁起物の竜や黄金の鯉が出島のような狭い敷地に立ち並んでいます。「黄金の鯉に向かって賽銭を投げ、口の中に入ると出世できる」とツアー・ガイドさんから聞き挑戦しましたが、写真のように巨大な鯉なのでなかなかコインが届きません。たまたま入っても、口からこぼれてきましたショボーン仕方なく縁起物の土産を求め、近隣の商店街で「家内繁栄」の福を呼ぶ龍文字の額を作ってもらいました。

 

 

 

 

昼食は飲茶。ハオツー。

 

 

引き続き市内観光。香港最古の教会である聖ヨハネ座堂や香港島・九龍城をバスで巡りました。そして、早めの夕食、次は北京料理。北京ダックはパリパリで美味でした。

 

 

 

 

食事を終えると、バスでビクトリアピークに向かい、百万ドルの夜景を鑑賞。ツアーでは混雑する山頂を避け、一段下の展望台から眺めました。クリアな夜景が広がった前回と違い、若干霞がかかった景色でした。夜景は寒い時期が良く見えるそうです。秋に行った北海道の函館山からの夜景はとても綺麗でしたよ。

※2009年函館山からの夜景

 

 翌日、ジェット船で一路マカオへ。マカオは1999年ポルトガルから中国へ返還され、中国の経済成長に引っ張られ発展してきました。1990年ごろ行ったときの入国審査は我々ツアー客だけで閑散としてましたが、今回は多くの中国人観光客でごった返し大混雑、入国に一時間以上かかりました。

先ずは、市内観光。世界遺産マカオ歴史地区にある聖ポール天主堂後跡、セナド広場、聖ドミニコ教会に立ち寄った後、バンジー・ジャンプやスカイ・ウォークで有名なマカオ・タワー、地元民もよくお参りに来るマーコ廟を巡りました。

 

 

 

 

市内観光を終え、本日の宿泊ホテル、ベネチアン・マカオへ。70㎡のデラックス・ルームが1500室と、これまで泊まったホテルとは部屋数が桁違いです。チェックイン後迷子になってしまい、10分位かけ、ようやく部屋に到着。部屋からは、ホテル屋上に造られたパター・ゴルフ・コースが見下ろせます。

 

 

 

 

 

 

 

また、カジノ・フロアも30千㎡と甲子園球場とほぼ同じ広さで、600台のカジノ・テーブル、1500台のスロット・マシンに、多くの中国人観光客が群がってました。二階から見るカジノ・フロアの眺めは壮観、まるでアルプス・スタンドからグラウンドを見る感覚です。

最初のマカオ訪問(1990年ごろ)ではカジノが遊べるホテルは1軒しかなく、広さも数百人程度が入れる、ホテル大宴会場のようでした。昼に入ったのでゲームに高じる観光客も殆どいません。自分は初カジノだったので、運試しにとディーラーが手持無沙汰なルーレット台で千円張ったら三連続で大当たり。10分も経たず掛け金が15倍(10倍?)💰それを見ていた他の観光客が台に集まってきました。多分、私はサクラに使われたのでしょうね。

ベネチアン・マカオ内のショッピング・モールはベネチアンと冠するだけにイタリア気分を味わえます。ブランド・ショップが軒を連ね、ベネチアのゴンドラよろしくゴンドラ乗船できたり、バチカン市国の回廊を模した壁画が天井を飾ったりしてました。ただ、本物よりもかなりド派手ですけどね。

 

 

 

※こちらが本場の写真です。

 

また、妻が誕生日にかかる宿泊でしたので、部屋を空けている間に、ホテルからのサプライズでメッセージ・カードとケーキの差し入れが置いてありました。感激🥰

 

夕食はホテル近くのダンボというポルトガル料理のレストラン。イワシの炭焼きやタラのすり身揚げなど、日本の家庭料理に近い味付け。本場ポルトガルで食べた料理やデザート(エッグタルト)と全く同じメニューでした。

※ダンボの料理写真撮り忘れたので、リスボンで食べたポルトガル料理とエッグタルト発祥の店を掲載しときます。

 

 

 

 

翌日、朝食後ジェット船で香港に戻り、最後のランチ。

 

 店は日本でもお馴染みの糖朝。エビそば(麺の下にエビが沈んでいます)と炒飯、そして定番のマンゴープリンですが、日本と比べ物にならない位のボリュームで、食べきれませんでした。

 

 

昼食後、バスで空港に向かい、帰国の途に就きました。

 

私が訪問した二年後に、香港で反政府デモ(雨傘運動)が発生。旅行中これまでと変わらない香港の佇まいでしたが、その地下には中国に対する不満がマグマのように溜まっていたのかもしれません。