夏と言えば“かき氷”、秩父でかき氷といえば、1890年創業の行列のできる昔懐かしい古風なかき氷屋「阿佐美冷蔵」です。場所はライン下りや天然記念物“岩畳”で有名な長瀞にあります。
行列ができると2~3時間待ちになるとのことで10時開店ということで9:45に着いたものの、もうすでに30人は並んでいて、かつ営業が始まっていたのです。
しかしながら30分ほどでカウンターで注文し、前金制なのでお金を払い、暫し待合席で待機した後、庭先の席に案内されまし。
注文したのはおススメ!秘伝みつ、極スペシャル、餡、白玉、抹茶に秘伝みつが付いた1500円。和三盆糖の上品な甘さが氷のうま味を引き出す逸品の蔵元秘伝みつ、細かく削った山盛りの氷は約20cmにもなり、器の3倍ほどの高さになります。空気を多く含んでいるので口に入れた瞬間にやさしく溶けていきます。お口直しにカリカリ梅がついています。
国道140号を秩父方面に走ると秩父鉄道「和銅黒谷駅」近く、和銅(自然銅)がここ黒谷で発見され、奈良の都に献上されたのが慶雲5年(708)1月11日のこと。このことを大変喜ばれた元明天皇は年号を和銅と改め「和銅開珎」を発行したのです。この和銅遺跡の近くに和銅開珎のゆかりに神社である銭神様としても有名な「聖神社」があります。祝典のために「祝山」に建てらえたお宮を今の地に移し「聖神社」と称して創建されたのが同じ年の2月13日でしたのでゆうに1300年以上の歴史があります。和銅石13個をご神宝として祀り、また和銅開珎ゆかりのゆかりの神社ということもあり金運アップのご利益があるとされています。
社殿の右側には和銅開珎のモニュメントがあり、なんだか金運アップのご利益がありそうな雰囲気があります。
絵馬も和銅開珎のお金の形をした絵馬もあり。やはり金運アップを願う人が多いのだと実感します。
聖神社から約600m離れたところに」、実際に銅が採掘されていた和銅遺跡があります。坂道を歩くこと約15分ですが車でも和銅遺跡入口近くまで車で行くことができます。駐車スペースが5台程度しかないですが。
和銅遺跡入口の看板から舗装されていない道を歩くこと5分で高さが3mくらいありそうな和銅開珎のモニュメントが見えてきます。
さらに急斜面を登っていく見学路があり、3分程度で削りとられた跡がはっきりわかる場所に着きます。
聖神社と和銅遺跡を併せて訪れたので金運アップ間違いなしです。
さて妻の行きたかったかき氷と金運アップ神社詣で終わったのでここからは小生の希望で秩父4ダムカードめぐりに向かいます。東京を流れる荒川の水源地は秩父であり、4つのダムが存在し、それぞれ秩父市より1時間圏内にあります。それゆえ「秩父4ダム」巡りは94Km約2時間30分のコースです。秩父の4つのダムカードを揃えると二瀬ダムの限定カードが貰えることから周る順番は「浦山」「合角」「滝沢」「二瀬」の順で巡ります。
まずは水を資源機構管轄の「浦山ダム」を目指して国道140号をさらに南下します。荒川の河口から上流へ遡ること130km、支流の浦山川へ2kmほど入ったところに「浦山ダム」はあります。ダム高は156m(国内第6位)で重力式コンクリートダムとしては国内2位の高さを誇ります。秩父4ダムの中では一番高く、最も新しいダムです。
近在にはしだれ桜で有名な清雲寺があり、ダム湖周辺道路にも桜が植えられていることからダム湖は「秩父さくら湖」と命名されました。
見所はダム堤体が見学できることで高低差132mのエレベーターで一気に降り、下流広場からダムを見上げれば、迫力満点の姿が眺められます、丁度放水時でまるでシルクのように流れる姿はとても美しかったです。
次に行くのは県道を北上し、小鹿野町と秩父市(旧吉田町)にある埼玉県管轄の「合角ダム」で、皆野あたりで荒川に合流する吉田川に建設された多目的ダムです。浦山ダムからは22km、約30分の距離にあるのですが、途中お昼ということで看板を見つけた牧場の焼肉屋さん「ぎゅうや」に寄っていくことに。駐車場の向かいにある1500坪の用地に約100頭の秩父牛を育てています。
ログハウスのぎゅうやさんで本日のおすすめのサーロイン、うで、うちももをいただきます。もう戸年なのでサーロインの脂はきつくなってきたかも?コンロの上にあるのは網ではなくオリジナルの陶板です。
鹿が角を突き合わす合角から名付けられた「合角ダム」は“かっかく”と読むのですが“ごうかく”とも読めるのでダムカードを受験のご利益にするという方も多いとのことです。浦山ダムと同様重力式コンクリートダムですが、高さは半分以下の60.9mと秩父4ダムの中では一番低いダムです。
展示室には今は湖底に沈んでいる伝説の巨石「天狗岩」の歴史を知ることができます。昔日照り続きで吉田川の水が枯れ、村人が水争いを始めたとき、怒った天狗が山の上から岩を投げ落して水の大切さを村人の教えたという伝説の岩です。
西秩父桃湖と名付けられたダム湖の奥には斜張橋の合角漣大橋が見えます。
合角ダムから県道37号で南下し、国道140号で大滝温泉方面に走り大滝道路に向かうこと31km、約1時間で水資源機構管轄の「滝沢ダム」に到着です。
秩父市大滝(旧秩父郡大滝村)の荒川水系中津川に建設された重力式コンクリートダムは、高さ132m、秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、奥秩父の大自然との調和をテーマに配慮され、ループ橋(国道140号)とダムが一体となったダイナミックな姿になっています。秩父4ダムの中で一番新しく平成20年(2008)完成です。
ダムサイト直下流に位置する2橋でできた美しいループ形状の「雷電廿六木(らいでんとどろき)橋」は、国道140号「彩甲斐街道」の一部として建設されました。細く、美しく見えるための橋脚の、陰影、優美さを生むデザインの統一化、景観とマッチした夜間照明の配慮などとにかく美しく見える橋を目指し、平成10年(1998)完成、11年度グッドデザイン賞受賞しています。
ダム湖は「奥秩父もみじ湖」と名付けられています。
ダム上部の中央付近にダム内部へ降りることができるエレベーターがあり、108m下の下流広場に出れます。
ダム下流広場には吊り橋があり、滝沢ダム正面から見上げることができ迫力を感じます。
滝沢ダムより大峰トンネルまわりで17km約25分で国土交通省管轄の「二瀬ダム」に到着です。昭和22年のカスリン台風をきっかけに昭和36年(1961)埼玉県初の多目的ダムとして二瀬ダムが建設されました。ゲートやハッチなどは戦艦大和建造の呉造船所が製作し、技術が継承されている昭和の歴史あるダムです。
ダム湖はこの地にゆかりの深い秩父宮妃殿下によって「秩父湖」と命名されました。
高さ95mの重力式アーチコンクリートダムは日本に12基しかない珍しい堤体で、秩父4ダムの中で唯一ダムの上が道路(県道278号)になっていて三峰神社に向かう車がダムの上を通過していきます。
二瀬ダム管理所はダムの手前約300mにある二瀬ダム展望台の横にあり、駐車場から道路を渡ったところにあります。ここで今まで手に入れた3枚のカードを見せることによって二瀬ダムカードと限定二瀬ダムカードの2種類がもらえるのです。
妻も小生も大満足の秩父ドライブでした。

























