岐阜花街道ドライブ「根尾の淡墨桜と157薄墨街道」(岐阜 根尾) | サラリーマンおやじのさえずり小鳥っぷ(小旅行)

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岐阜に転勤してきてからは(「道の駅」発ぎふを遊ぶ!)を参考書にして道の駅を拠点に岐阜県の制定した 「花街道」をドライブしているのである。そして季節は春4月、春といえば桜である。

岐阜には「根尾の淡墨桜」 という桜があるのである。国道157号は「淡墨街道」と命名され、毎年春には根尾の淡墨桜を目指した車が、根尾川沿いに抜ける道沿いにたくさんの桜が植えられた道を訪れるのである。


国道157号を北上、まずは糸貫町の道の駅「富有柿の里いとぬき」に立ち寄る。全国的に有名な富有柿の産地なのだ。車で5分も走ると次は本巣町の道の駅「織部の里もとす」なのである。織部焼の創始者として知られ、利休七哲の一人本巣市出身の古田織部をテーマにした道の駅である。


いよいよ「根尾谷・淡墨公園」に到着である。岐阜県と福井県にまたがる美濃の山里。太平洋と日本海の分水嶺となっている白山信仰の霊山である標高1671mの能郷白山の雄大な大自然に守られて、悠然と佇む桜がほころぶと、標高204mの山あいは淡墨色の花衣をまとう風景に染まるのである。


今から1500年あまり前の昔、山奥に隠れ住んでいた応神天皇五世の孫・彦主人王の孫・男大遮王後の継体天皇が、都に戻ることになったとき、村人たちとの別れを惜しんで、尾張一宮から持ち帰られた桜を、次男・桧隅高田王の産屋跡に、お手植えになったとされる「根尾谷の淡墨桜」は、国指定天然記念物に認定された、日本第2の長寿を誇る樹齢1500余年 、樹高16.3m、根回り9.9m、東西の幅が26.9mの巨木で、日本三大桜の一つとされている。


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この時に詠まれた詩が「身の代と遺す桜は薄住(うすずみ)よ 千代にその名を栄盛(さか)へ止(とど)むる」 である。


花の色は蕾の時に薄いピンク、満開時に白色に変化。そして、散り際には淡い墨を引いたような色になるのである。これが淡墨桜の名の由来である。作家の宇野千代さんが保護を訴えて活動し、小説「淡墨の桜」を執筆したことでもよく知られている。


恒例の入浴TIMEはもう少し奥まったところにあり、山深い根尾村の自然を満喫できる「NEO桜交流ランド」にある「うすずみ温泉 四季彩館」はバラエティに富んだお風呂が評判である。ここは道の駅「うすずみ桜の里 ねお」が隣接されているのである。


室内には桜の形をした「桜乃湯」、下から泡がボコボコわき上がり、釜ゆで気分が味わえる「五右衛門風呂」そして山の緑が眺められる露天風呂には、ひとり用の樽風呂がおもしろい「弥次喜多乃湯」や広々とした「淡墨乃湯」が味わえる。泉質はナトリウム・塩化物泉で、実は大昔、ここは海底で、伊勢湾の太古の海水が源といわれる地下1500mから湧き出す温泉が少ししょっぱいのは、海水を薄めた成分と酷似しているからで、pH7.4でお肌にうれしい保湿効果が高く、体にとてもよさそうである。


余談ではあるがこの時期「大垣」と淡墨桜のある「樽見」を結ぶローカル線「樽見鉄道」は鉄橋やトンネルをくぐり抜け、渓谷美を楽しみながら、根尾川沿って走るのである。片道1時間程度という気軽さで、日帰り電車旅に最適なのだ。根尾川を渡る鉄橋やトンネルを進む「鍋原」と「日当」区間で見られる渓谷に咲く桜は絶景であり、「谷汲口駅」では樽見沿線最大の撮影ポイント、列車は桜のトンネルを通るのである。執着駅「樽見駅」で迎えてくれる桜の木は「淡墨桜」への期待が高まるのである。