いよいよ桜にシーズン突入である。しかもこの土日は天候はイマイチであるが桜は満開でなのである。西宮に転勤して初めての桜の季節である。堪能しないわけにはまいりません。しかもここ西宮には日本の桜の名所100選に選ばれているあの「夙川公園」があるではないか。そうとなれば桜巡りである。ということで朝散歩がてら「夙川公園」に行き、先月行った「大和郡山城址公園」そして「奈良公園」を目指すことにしたのである。実はこの3個所とも「日本のさくら名所100選」なのである。
朝早起きして(老人は意識しなくても早起きなのだが)7時に「夙川公園」を散歩である。閑静な住宅街を流れる夙川沿いが美しい桜並木に変身。阪神香櫨園駅から阪急苦楽園口駅間の全長約
3KM、約2300本の桜が一斉に咲き誇っているのである。もう少し晴れていれば、うららかな春の陽射しを浴びて川面を薄紅色の染める姿が格別なのであろうが、ちょっぴり残念である。
30年近く前に来たときと違いBQも出来ないので、場所取りしているブルーシートも少なくなんとなく綺麗に整備されている感じである。
さて阪神西宮駅に戻り「奈良・斑鳩1dayチケット」を使って奈良にレッツ・ゴーなのである。
まずは「大和郡山城跡公園」を目指す。3月は梅であったが今回は桜なのである。郡山城跡の桜は二代目城主となった豊臣秀吉の弟・秀長が多武峰の桜樹を城内に移したのが始まりとのこと。今もソメイヨシノを中心に約1000本が石垣に沿って濠を囲むように並び、「御殿桜」とも呼ばれており、日没後には夜桜も楽しめるのである。しかし城跡公園の桜はやはり今まで見た中では高遠城址公園がやはり一番かなと思ってしまったのである。なんせ堀の周囲にしか桜がないのである。
さて時間も11時近くになり以前から行きたいと思っていたあやめ池にある「蕎麦きり彦衛門」に向かう。近鉄奈良線菖蒲池駅前商店街を抜けてのどかな丘陵地を10分ほど歩くとバス道に出くわしたのである。「あやめ池南六丁目バス停」の横にセブンイレブン、そしてその横に白い暖簾が風に揺れるそれらしき建物が目的のお店である。店内はダークブラウンを基調とした和モダンな空間でくつろげる雰囲気である。席は部屋の真中に12人掛けの長テーブル、手前に半個室の4人掛けテーブル2卓そして壁に向かって3人掛けのカウンター席とバリエーション豊富な店内であった。
11時半の開店時に既に長テーブル席に3グループカウンター席に2人、半個室は予約席になっていた。小生は長テーブルの真中に通されてしまったのである。そしてなんとすぐに6人家族が横に座って長テーブルが満席である。まして小さい子供つれである。地元のリピーターが随分おられるのだなーと感じたのである。メニューは野趣たっぷりの「粗挽きせいろ」と繊細でのど越しのよい「絹挽きせいろ」の2種類のそばでどちらも850円なのである。お酒も山形の「上喜元」や宮城の「伯楽星」等があり、一品料理も豊富である。さすがミシュラン☆である。
しかし店の雰囲気もよくお店の人の感じもよく、料理の器も素敵なのだが、長テーブルの席の間隔が狭くお子様がやかましく落ち着いてそば前を楽しむ雰囲気ではなく、「絹挽きせいろ」だけを頼むだけにした。あーもっとゆっくり味わいたかった。
さていよいよ奈良市内に突入である。「奈良公園」も「日本さくらの名所100選」に選ばれているのである。鹿が群れ遊ぶ広大な奈良公園には、さまざまな種類の桜が約2000本以上あり、ヒガンザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ナラノココノエザクラ、シダレザクラ」、そして百人一首にも詠まれた奈良県の県花・ナラノヤエザクラも花開き、見所がいっぱいである。世界遺産の東大寺、興福寺、春日大社では、悠久の歴史を伝える堂塔伽藍や社殿をピンクの桜が彩るのである。が小生が一番綺麗におもえたのはシルクロード交流館近くの「奈良公園」で、遠くになだらかな曲線が3重に重なっていることから「三笠山」とも呼ばれる、標高342Mの「若草山」が見える広場の桜であった。
あと奈良公園の南の方、浅茅ヶ原という丘を越えたところにある、鷺池に浮かぶあずまや、浮見堂である。檜皮葺きの八角堂形式(六角形)のお堂で、水面に写る姿が美しく、水辺の憩いの場となっているのである。
浮見堂へは、池の南北両側から純和風の橋がかかっていて、自由に入れ、ベンチもあるので、池の上からの景色を楽しむことが出来る。しかし、いちばん絵になるのは、鷺池の水面に映る浮見堂の景色であり、周囲の桜とあいまって風がなく波が立っていないときには、きれいに水面に映る「さかさ浮見堂」を見られる。檜皮葺のゆるやかな屋根のあずまやが池に浮かんでいる景色は、いかにも古都というムードなのである。
さてここからは桜巡りとともに楽しんだ「奈良の世界遺産 古都奈良の文化財」巡りを伝えることに。