先週長野に帰っていたこともあり今週はお疲れモードになっていたが、それども家にじっとしておれない小生の性格で近くならと商売繁盛、家内安全(最近娘の機嫌が悪い)を念じ近郊ドライブを兼ね岐阜県海津市平田町ある稲荷神社 「千代保稲荷神社」に行くことにしたのである。(行ったことが無いという先輩を誘って)
千代保稲荷神社(ちよぼいなりじんじゃ)は、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに、日本三大稲荷の一つともいわれていて年間250万人以上の人が参拝しているらしい。(しかしこの三大稲荷は地域によってまちまちであるらしい。伏見、豊川は当確で)地元の岐阜県西濃地方など中京地方ではお千代保稲荷(おちょぼいなり)と呼ばれることが多く、通称「おちょぼさん」として親しまれているのである。
平安時代、源八幡太郎義家の六男の義隆が分家する際、森の姓をもらいうけ、義家より「先祖の御霊を千代に保て」と祖神と共に宝剣と義家の肖像画を受け賜わったのが始まりと伝えられる。千代保稲荷神社の名も、この言葉からきている。後に室町時代の文明年間(1469年 - 1486年)、子孫の森八海がこの地に祖神を祀ったのが開祖となり、現在は19代目という。「先祖の御霊を千代に保て」という教えより、現在でも境内ではお札やお守り等は一切出していない。ただし角柱形の御神籤箱によるおみくじは置かれていて、お供えとしては、稲藁で結んだ油揚げと蝋燭が使用される。お供えの油揚げはお狐さんとは関係なく「イナリのナリは、物や生命を生み出す神」のことで、農業や商売繁盛に関係があるらしい。
名二環を弥富ICで下りて木曽三川公園方面み向かい、立田大橋、長良大橋を渡って長良川沿いに千代保稲荷神社を目指す。
東口大鳥居に車を駐車して(駐車代200円は良心的である)しばらく門前町を素通りしてまずは参拝である。商売の神様への参拝スタイルは、まずろうそくと油揚げのセット(30円)を購入し、それを持って石段を登り、お燈明場でろうそくに火を灯し供えます。
次に、精霊殿に油揚げを供え、賽銭を投げ入れお祈りをする。精霊殿の横には重軽石もあり願い事をする人が並んでいた。精霊殿にお祈りした後も、お祈りは続き、さほど広く無い境内には、ちょこちょことお参りする場所があって反時計回りに廻ると良いようである。境内のお参りする場所には、あちらこちらに名刺が挟まれている。商売の神様なので、皆さん、仕事がうまくいきますようにと願いをこめてはさんでいくのであろう。しまった名刺を忘れていた。
さてお参りも終わったので門前町をぶらつくことにしたのであるが、狭い参道沿いにはお店がびっしり人もびっしりである。門前町には約110店が軒を連ねるが境内ではお札やお守り等は一切出していないため、この門前町には縁起物を扱う店が多い。また、名物としては草餅、川魚料理(鰻・鯰・モロコの甘露煮・鮒味噌など)、串カツと土手煮、漬物等がある。
なまず料理屋さんは参道に7~8軒あるような気がするが、どの店も蒲焼きがメイン。食べたことはないし食べようとは思わないが、味は皮がうなぎっぽく身は魚みたいな感じで見た目はグロテスクだが、結構おいしいらしい?
漬物屋さんでは、実にさまざまなな漬け物が揃えられており、そのほとんどが試食可能。ついつい食べ過ぎてしまう。お茶もセルフで飲めることから信州人にとっては格好のお茶受けである。
お千代保稲荷の名物となっているのは串カツ屋である。参道には複数の串カツ店があり、どの串カツ屋さんもお客さんがいつも立ち食いしていた。1本80円からと値段もリーズナブル。これは食べないことにはということで、TVでも雑誌でもよく紹介されている「玉家」さんに向かう。ここは味もさることながら店内の装飾の豪華さが一見の価値アリなのである。
TVで金ピカの衣装を着た社長さんの店で金屏風の部屋で串カツを食べるという店である。店の中は思ったより広くなく、TVの映像の撮り方に感心することばかりである。参拝の途中で立ち食いする人でいつも溢れかえっているが、幸い並んでなくてすぐに入れた。串カツ80円、ドテ80円とお値打ち価格で、串カツ5本とどて1本(先輩はびんビールも)を頼む。ドテとは東海地方らしく、赤味噌をぐつぐつ煮た鍋の中に串を漬けた味噌カツであるが、関西人にはカツといえばソースで食べるのが普通である。肉より衣が大きく中の肉を見るに忍びないが、衣はサクサクで手際よく串カツが揚げられている。どこでも同じ味なのか今度は食べ比べしてみたいものであるが、この独特の雰囲気も味のうちである。会計1000円を払って先輩は奥さんへのおみやげで九州屋でよもぎ餅を買っていた。
さてドライブの最後はお決まりの温泉Timeである。ということで今日は近くの「海津温泉」ではなく帰り道に近い木曽川と長良川に抱かれたのどかな田園地帯に立つ「かんぽの宿 岐阜羽島」を選ぶことにした。泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物泉で黄褐色の湯がじんわり体を温め、湯冷めしにくい天然温泉である。切り傷や皮膚病、五十肩にもよくこれ幸いである。(最近肩が痛い)
半日であったが有意義な一日を過ごせたドライブであった。(帰りの車中の先輩はビールと温泉で夢心地であったのである。)
めでたし、めでたし。


