信州松本「浅間温泉」 | サラリーマンおやじのさえずり小鳥っぷ(小旅行)

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サラリーマンおやじの休日ドライブと温泉巡り

小生単身赴任のサラリーマン。有給休暇を取得し久しぶりに長野に帰っての三日目。家でじっとしておれない性分の小生は今日も予定を熟慮するのである。


しかし今日は平日で妻は仕事、要するに単独行動である。そしてやはり頭の中は温泉で湯が溢れているのである。

もうひとつ頭の片隅にあるのは娘の受験で、決して忘れていなところが流石である。昨日は仏様の文殊菩薩にお願いに詣でたのであるから、今日は神様、そう学問の神様といえば菅原道真、天満宮である。学問で天満宮で温泉と三拍子揃ば栄村にある「北野天満温泉 学問の湯」ということになるが、今は冬それもここ数年ない豪雪のシーズンで栄村にいくということは雪道運転テクに心もとない小生には無謀な相談であり、あとでETCの請求が妻に行った時のリアクションの怖さを想像すると、とてもとてもである。

そこで思いついたのは温泉地であり、高速道路を利用せずとも行け、そして天満宮のあるところ、そうだ!「浅間温泉」に行こうと決めたのである。


長野市街から国道19号線をひたすら南下し豊科で国道143号線にはいる。松本市を南北に流れる女鳥羽川を渡ると「浅間温泉」のゲートが見えてくる。




その入口から美ヶ原高原方面の山裾に向かうなだらかな斜面に浅間温泉街が広がっているのである。浅間温泉であるが決して浅間山の近くの温泉ではないのである。


日本書記にその名を記された「束間温泉」は現在の松本市の美ケ原温泉または浅間温泉であるといわれる。浅間温泉の古墳から金銅製の天冠などが出土している。天武天皇の時代、都まで知られた「束間の湯」に行幸しようと使者を派遣し、信濃国の地形図を献上させたとも記されている。

束間は後世、「筑摩」と字を変え、県歌「信濃の国」でも「くる人多き筑摩の湯」と歌われることになったように古代の街道・東山道を通って都と往来する人々も、山あいの湯で疲れを癒したのかもしれないのである。

 

浅間温泉街は近代的な設備を誇る旅館、ホテルと昔ながらの風情を残す温泉宿が共存し、さらに「港の湯」「仙気の湯」「倉下の湯」といった歴史ある公共浴場を守りながらも一般に開放している松本の奥座敷である。


朝10時に着き「ホットプラザ浅間」の駐車場に車を止めてまずはお参りである。浅間温泉の歴史は古く、「日本書記」の記述から飛鳥時代が起源だといわれており、江戸時代には松本城主の御殿湯が設けられて発展し、明治末期から昭和初期にかけては竹久夢二や与謝野晶子等、数多くの文人墨客がおとずれたのである。ゆえに、浅間温泉には、由緒ある寺社、道祖神、句碑などが数多く残されているのである。点在する見どころに秘められた歴史ストーリーを思い浮かべながら天満宮を目指すことにした。


ホテル玉の湯をスタートしメインストリートを東にいくと最初に温泉街のほぼ中央にある「下浅間の薬師堂」を左にみることになる。


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現存するお堂は天保12年(1841)に木曽大工の手によって建てられたもので、本尊は源泉の中から発見されたという逸話が残る。格天井には36枚の一人ずつ人物が繊細に描かれた美しい時代絵が組み込まれている。浅間温泉のへそみたいな場所にある守り神で傍らに佇む道祖神とともに 街を見守っているようである。「おしんこ餅」で有名な宮島商店を北東にとり山の手通りを北に上がると飲泉所があった。コップがおいてあり飲んでみると無味無臭のお湯であった。(つまんない)


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さらに進むと赤い鳥居が目に入ってきたのである。


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ここからは浅間温泉遊歩道になっており 鳥居をくぐり左の方に山裾に沿って進むとまたもや天満宮の額が掲げてある赤い鳥居にでる。


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いよいよ本日のメーンイベント御殿山の天満宮詣でである。
万治2(1659)年松本城主水野忠職が浅間御殿を改修し守護神として天満宮を勧請したとのこと。急な石段を登ると小さな本殿があり昨日と平等に10円を賽銭箱にいれてまたもや何万倍もの御利益を期待して娘の合格祈願をお願いしたのである。


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そのまま山裾沿いに進み吊り橋を渡ると、松本城の土台を築いた城主の小笠原家廟所である。



小笠原貞慶、秀政、および忠脩親子の3人が祀られている。現存する五重塔は松本城主・水野忠直により建立。ここを後にし「御射神社春宮」に到着した。文治2年(1186)の創建で、浅間社とも呼ばれた地域住民の守護神で静かな佇まいである。

 

体も冷えてきたので本日のメーンイベント2温泉入浴である。浅間温泉は無色透明な弱アルカリ単純泉。源泉温度は45°から53°で胃腸病、婦人病、皮膚病などに効能があり、イオンを多く含み湯ざめしないお湯といわれている。以前日帰り入浴施設の「枇杷の湯」や「ホットプラザ浅間」を利用したことがあり今回平日でもありゆっくり旅館のお湯に浸かりたいと考えたのである。そこでスタート地点の「ホテル玉の湯」にはいることに。

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総檜の露天風呂付大浴場は清潔で気持ち良く快適であった。やはりホテルのお風呂は最高である。


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 この時点で12時。お腹も丁度すいてきたところである。玄関をでるとあいにくの雨。長野に帰ってきて未だ信州そばを食していないことから今日の昼食はそばと決めていたのにである。「あるぷす」にしようか?「楽座」はどうかとあれこれ思考回路を回していたのに、これでは行動範囲が限られてしまうとあせる小生。
 

しかし天は我を見放さなかったのである。玉の湯さんには直営のそば処「つけもの喫茶」があるではないか。


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入口部分にはのぼりと「信州そば切りの店」と書かれた木の看板で認定店ということをアピールしていた。カウンターに座り信州そば切り(800円)を頼む。
つけもの2種と宇治茶付きである。カウンターにある寿司ネタを入れるケースのようなところには季節の漬物がずらりと並んでおり、流石つけもの喫茶である。信州人のお茶で漬物という茶飲み文化はお蕎麦がでてくるまでの至福の時間であった。蕎麦は二八の細切りで喉越しも良く美味であった。


さあ帰りもETCを使わないぞと国道をゆっくり帰ることにする小生であった。では次号こう御期待。